追悼【キャリー・フィッシャー(レイア姫)】。スターウォーズ第1作(4話)に確かにあった「何か」を考える。元旦那のポール・サイモン「時の流れに」を聞きながら献杯しよう。
1年前の今頃、全世界的に「フォースの覚醒」が話題になっていたのに。まさかレイア姫が60歳で去ってしまった。
若き姫がロボットにメッセージを託すところから映画は始まる。
美しさに加え、聡明さとキリっとした強さが絶妙なバランスで見るものを魅了した。
SFXはあまり好きではないが、この1作目はほんと楽しかった。
こんなスカッとするSF映画はそれまで見たことがない。
しかし2作目(5話)以降はそうでもなくなって・・・具体的にはよくわからない。
1作目にあった確かにあったルーカスマジックを失っていく。
4~5作なんてもう退屈でしかなかった。
おそらく第1作には特撮技術の素晴らしさ以上に、ルーク・スカイウォーカー、レイア姫、ハン・ソロ船長の3キャラが、それぞれマーク・ハミル、キャリー・フィッシャー、ハリソン・フォードのまだ若く、無名な3人の役者人生の懸けがスクリーンから熱量となって見れたんだろうね。
みんなオーディションでフィルムテストを受けてるんだね。
YouTubeはなんでバックステージの映像が沢山あるんだろう。映画ファンとしては貴重だけど・・・不思議だな。
。
当時はネットないから海外でヒットした映画を知るのはFMラジオか、スクリーン、ロードショー(現在廃刊)などの映画雑誌だった。
私が詳しくこの映画情報を知ったのは「ポパイ」か、音楽小僧のバイブル「ローリングストーン」(英語版)だったかな。
仮装したやつらと、ビキニの若い女性(キャリー・フィッシャー)がカバーで何の映画かさっぱりわからないけど・・・写真は思いっきりアメリカン。
カリフォルニアぽい突き抜けた青さがワクワクさせてくれたしポージングもユニークで日本女性はしないよね。
少女ぽさと小悪魔が同居する不思議なセクシーさが漂ってたし
いかにも当時尖がっていた「ローリングストーン」フォトだった。
短い期間だけどキャリーの旦那だったのが、ポール・サイモン。
この曲は彼女と出会う随分前の曲だけど、聞くたびに「昔の女」がキャリーとダブってしかたない。
世界中を夢中にさせる何かを
彼女は1976年のこの時、確かに持ってたね。
今夜はワインで献杯しよう。
映画「ドント・ブリーズ」 フェデ・アルバレス監督 スティーブン・ラング、ジェーン・レヴィ
今年最後の劇場鑑賞映画は昨年に続いてホラーだった。
21時始まりの日曜日はカップルが多いクリスマスの夜にも関わらず2割入りで丁度いい。
20年に1本と言えば、我が生涯で最高の恐怖はフリードキン監督の「エクソシスト」(1973)で、それ以降はこのトラウマで、怖そうな展開ではスクリーンを外すことが多くなり、しまいには劇場でこの手のものは見なくなった。
しかし、前評判の良さと、ぼっちクリスマスには映画館は最高の居場所だ。聖なる夜に恐怖でも感じさせてくれれば、それはそれでいいクリスマスだ。
あらすじ)
経済は破綻しゴーストタウン化が進む中、養育放棄の両親と暮らす不良少女ロッキーはいつの日か共にここから抜け出そうと妹に約束していたが、そのために必要な逃走資金を得られるあてはなかった。
ボーイフレンドのマニーから地下室に金庫を持っているらしい視覚障害者宅への強盗を持ちかけられた彼女はマニーと友人のアレックスの3人で真夜中に盲目の男性の屋敷に押し入る。
だがその男は元・軍人であり、盲目でも超人的聴覚を持ち、侵入者の殺人も厭わない恐ろしい人物だった。果たしてロッキーとアレックスは、即座にマニーを殺害した盲人の追撃を回避して悟られることなく静寂を保ったまま密室の家屋から脱出できるのか・・・
不良3人が見事なチームワークと現代の技で悪事を働く冒頭から絵作りの強さを感じる。ドローンの空撮で荒廃したダウンタウンをブルーとグリーンの色彩設計で少し誇張したような、スチールカメラで言えばジオラマ風な感じが実にうまい。(こいつ、アメリカの黒沢清だなと勝手に思った)
開始10分で並みではないクリエイティブは十二分に感じられる。
悪事を働きながらも、この町から出て夢のカリフォルニアへ妹と脱出したい家庭の事情も簡潔に語られる。脚本が巧みだ。
最後の大仕事に、盲目の退役軍人が所持するだろう大金に定める。
そして一人荒廃した地区に住む屋敷へ3人で忍び込む。
故に登場人物は3+1だ(途中以外な展開になるが)
閉ざされた屋敷に強盗団といえば、パニックルーム( デヴィッド・フィンチャー監督)があったがこちらは目が見えないのだ。
弱者というより障害者
しかしこの男、身体もメンタルもとにかく強い。
強盗と対決し一人を殺すが仲間がいることには気がつかない。
金を奪って存在を知られずに去っていきたい犯人との擦れ違いが、5分に1度のサスペンスで盛り上げる。
寝る暇も、横を向くすきも与えてくれない。
複数の存在を知ったあたりからおやじの異常さが際立つ。
地下室での意外な展開に
「ホー、そう来たか。」と感心。
実によくできてる。
まさに恐怖の館に飛び込んだ強盗坊ちゃんお嬢ちゃん状態に。
逃げ口を塞がれた瞬間、攻守逆転でサスペンスからホラーへギアチェンジ。
傷つけられても蘇るターミネーター要素が双方にあって
エログロも見せながらどんなエンディングに持って行くのか?
デトロイトの恐怖の館に、強盗と一緒に閉じ込められた感がハンパない。
エクソシスト級のホラー映画であることは間違いない。
ダークサイドの映画の至福を確かに味わった。
90点
次回、2016年映画鑑賞ベスト10を勝手に認定します。
「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」シネマハスラー恒例シネマランキング2016ベスト10+ワースト発表
クリスマスなので今年もあと1週間でお仕舞いと。
宇多丸さんのこの12本内で私が見たのは8本で、ラジオの興奮度合から「この世界」と「シン・ゴジラ」の一騎打ちかと思ったけれどね。まさかのロッキースピンオフがNO1とはね・・・意外な結果に。
今年からベスト10の上にグランプリ(チャンピオン)が位置するようです。
チャンピオン(年間最高評価) クリード チャンプを継ぐ男
去年の年末公開されてあっと言う間に終了したので見てない人も多いだろうな。私は3か月くらい前にアマゾンビデオで途中まで見てつまらなかったので中断した。
今も公開中。
レンタルDVD屋に行かなくてもiPadでもiPhoneでアプリで見れるんだから便利になったよね。劇場に行くと1000円以上金払ってるので途中退場はしないから良くなくても最後まで付き合ってしまう。
年3000ちょっとで好きな場所とタイミングで端末鑑賞か? シネコンか?
どっちがいいのか・・・よくわからない。
以下、見た作品には各ポスター画像の下に私のレビューをリンクしてます。
映画「この世界の片隅に」 片渕須直監督 のん(能年玲奈)原作:こうの史代 音楽:コトリンゴ - 批評サムライ ~映画・ドラマ・小説・エンタメ ★斬り捨て御免!~
②葛城事件
映画「葛城事件」 三浦友和・新井浩文・田中麗奈 - 批評サムライ ~映画・ドラマ・小説・エンタメ ★斬り捨て御免!~
③シング・ストリート 未来へのうた
④何者
映画「何者」 三浦大輔監督 佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之 - 批評サムライ ~映画・ドラマ・小説・エンタメ ★斬り捨て御免!~
⑥ドント・ブリーズ
映画「ドント・ブリーズ」 フェデ・アルバレス監督 スティーブン・ラング、ジェーン・レヴィ - 批評サムライ ~映画・ドラマ・小説・エンタメ ★斬り捨て御免!~
⑦クリーピー 偽りの隣人
映画「クリーピー 偽りの隣人」 黒沢清監督 竹内結子・西島秀俊・川口春奈・東出昌大・香川照之 - 批評サムライ ~映画・ドラマ・小説・エンタメ ★斬り捨て御免!~
映画「I AM A HERO」 佐藤信介監督 大泉洋・長澤まさみ・有村架純 - 批評サムライ ~映画・ドラマ・小説・エンタメ ★斬り捨て御免!~
映画「シン・ゴジラ」 庵野秀明監督 長谷川博己・市川実日子・松尾諭 - 批評サムライ ~映画・ドラマ・小説・エンタメ ★斬り捨て御免!~
映画「シン・ゴジラ」2回目で、初のIMAX - 批評サムライ ~映画・ドラマ・小説・エンタメ ★斬り捨て御免!~
最大のヒット作「君の名は。」はかすりもしなかった。
これは同感。いい映画だったけどね。
*ワースト(年間最低評価) インデペンデンスデイ・リサージェンス
これには激しく同意!
20年前の高揚感を木端微塵にしやがって。怒りすら覚えた。
映画「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」 - 批評サムライ ~映画・ドラマ・小説・エンタメ ★斬り捨て御免!~
年内に今年の映画とか読書とかのベストとか振り返ります。
宇多丸氏のたぶん5分の1も劇場で見てないけど、動画配信とかも入れるとかなりの本数になるので・・・どうなるかな。
見たい映画がないので、自宅で動画鑑賞。「赫い髪の女」(1979年日活ロマンポルノ 宮下順子主演)を見れる幸せ。
金曜日や映画の日はシネコン安いので行っていたが、ここ1か月どうにもテレビで予告編とか見てしまうとダメだ。
長く映画ファンやってると「くだらん警報」なるものが出来てくる。
例えば「海賊と呼ばれた男」・・・登場人物が起こっているか涙目だ。
これは警報だ。
私はスクリーンで怒ってる奴とか泣く奴を金払って見なければならないのか?
うんざりする。
こんな汚い手法で観客に媚び売るのか?
もし館内で不覚にも泣くのがが耐えられん。
ということで
「アマゾンビデオ」と「U-NEXT」で昔の見逃した邦画をPC や端末、iPhoneで見ている。
特にU-NEXTは日活系が多い。
年末からリブート企画でロマンポルノの新作が園子音らによって続々公開され青春時代にお世話になった者として嬉しい限りだ。
ロマンポルノが平然と「見放題」コーナーに置いてある。
アダルト系はPCでしか見れない設定だが、日活ロマンポルノはアダルト扱いじゃないのでスマホで見られる。
ここで長い間見たかった神代の「赫い髪の女」を探しだした。
この頃の宮下のエロスはとんでもないな。
冒頭のトラック道を平然と歩く姿から引き寄せられる。
裸になっても上品で、でも見るからに猥褻で。
蓮っ葉な薄幸さと喋らなければ知的な雰囲気と
相反する2つの表現が同居させる、歩く矛盾
役者に必要なもの全部持ってる。
物語はどうでもいい。
地上30cmをフワフワ漂うアンニュイな雰囲気と
70年代を感じさせられる。
日活ロマンポルノは基本
訳あり男がいて、女がいる。
出会っては別れる。
その潔さ。
お試し鑑賞だから無料で傑作を楽しめた。
100点
アダルト映像の地平線を開拓する「カンパニー松尾」と製作会社ハマジム。それは都会のストレスからの解放であり「荒野をめざせ」とのメッセージだ。
毎週、おびただしい数の映像を見る。
無料のYoutube、Dailymotion、ニコ生、ニコ動、GYAO
有料だとU-NEXT、amazonプライムビデオ
新参者のAbemaTV、パンドラ(韓国系)も中華系もあるし
途中で観るのをやめるのも含めて50本以上の映画・ドラマを見ている。
ここに唯一アダルト作品としてカンパニー松尾率いるハマジムリリース作品を見るようにしている。モザイク等で性器は修正されたAVと言われる作品だ。何故か?圧倒的に面白いからだ。
AV界の松尾芭蕉と呼びたい。
ネットでは数百万の、無修正アダルト作品が動画投稿サイトに投稿されている。無修正動画とTSUTAYAでレンタルできる修正版AVなどの著作違法アップロード作品、アマチュアオリジナルのウィルス等による感染流出と流出ではなく自ら見て欲しい確信犯まで。
それでも松尾を激しく支持する。
セックスシーンはモザイク処理でそもそも見えやしない。
そこじゃないんだな。
アダルトでありながら切ないんだ。
アダルトでありながら誠実が見える。
アダルトでありながら心が見える。
感動すら覚える。
松尾は20代からアダルト業界で監督として生きてきた。
80年代後半からのレンタルビデオの時代から所謂ハメ撮りという手法で戦ってきた。出演、撮影、運転、編集、音楽選曲、そして演出までこなす。
だいたいこんな感じだ。
出会い)
・ナンパ(キャノンボーイはこれ)
・テレクラへおもむき素人の女性とアポを撮る。(初期の作品はこれ)
・アダルト系女性誌やネットでAV出演を募集する(私を女優にしてくださいシりーズ)
・AV女優やモデルなど玄人タレント(恥ずかしいカラダシリーズ)
前戯プレイ)
・公園や空港のトイレ、廃墟、人のいない山の中、雑居ビルの階段などトリッキーな場所が多い
本番)
ラブホテルか新宿の高層ホテルが多い
この間、登場人物はほぼ2人だ。(シリーズ物では男優が手伝ったりしている)
主演女優と松尾だけ。
アダルト業界で3大ハメ撮り監督と呼ばれる。
この松尾作品が数本、動画配信でしかも約1か月間は無料で見れる。(アダルト系鑑賞端末はPCのみ)
動画配信「アオイホノウ」福田雄一監督 学園ラブコメディでクリエイターの恍惚と不安を描くとんでもドラマの傑作
”よく毎週映画ばっかり見てられますね”
と言われそうだけど、実はその数十倍、いろんな動画を見ている。
DVDレンタル屋にはほぼ行かなくなったのは探す&返却時間が惜しい。
金も毎回掛かる。
一時宅配DVDを利用したことがあるが、家族に見つかって中身をチェックされる恐れがある。これはホラー映画より悲惨な結末が待っている。
そこで各種の動画配信を利用している。
通勤途中、買い物途中、図書館で、喫茶店で、車内で、アスレチックジムで
iPhoneで、iPad、パソコンを使い全部wifi使い放題のネット経由だ。
今年見た最も面白かったのが2014年テレビ東京の30分ドラマ深夜枠で放送された「アオイホノウ」
部分部分しか見ていないがなんとも昭和感が秀逸で傑作の匂いが臭っていた。
しかし半分も見れなかった。
そして月日が経てば、そんな感想もタイトルさえ忘れてしまう。
が、たまたまアマゾンプライムビデオで発見。全11話一気に見た。
ここまでの完成度とは思わなかった。
青春が見えたね。
自意識過剰、根拠のない自信、すぐに落ち込む、自己中心・・・
同級生、庵野秀明に対するあまりに過剰なライバル心の可笑しさ
役者が生き生きしている。
主人公役の柳楽がこの超面倒くさい大学1年生を全編デフォルメだけど
踏みとどまって時々、ハッとする真理を吐いたりする。
脇のメンツもキャラ設定がわかりやすく、やはり面倒くさい。
オープニングアニメ、8ミリ、漫画など細部にまで手が込んでいる。
「神は細部に宿る」
傑作はみんなこれやってる。
ナイン、小学館、講談社などクリエイターとプロダクト、プレイヤーが実名で登場することで、これから物を作る世界で腕一本で生きて行こうとする若者の恍惚と不安が、キッチリ描かれる。
これが並の学園ドラマとは違う。
コメディとのバランス感覚が絶妙だな。
100点
アマゾンプライムは、年会費3900円で通販送料無料は気に入ったがこっちは時々利用するだけで、後から追加されたプライムミュージックとプライムビデオで聴き放題、見放題の方が実はおいしい。
映画「この世界の片隅に」 片渕須直監督 のん(能年玲奈)原作:こうの史代 音楽:コトリンゴ
今日時点で福岡県でも2館しかやっていない。
爆買い中国人がまだ多いショッピングモール内を抜けて到着すると、さすがに話題作だけあって、平日金曜15時でもかなり混んでいる。
久しぶりに私が真ん中で見ず知らずのおっさん3人並ぶ図に。
あらすじ)
第2次世界大戦下の広島・呉を舞台に、大切なものを失いながらも前向きに生きようとするヒロインと、彼女を取り巻く人々の日常を生き生きと描く。
昭和19年、故郷の広島市江波から20キロ離れた呉に18歳で嫁いできた女性すずは、戦争によって様々なものが欠乏する中で、家族の毎日の食卓を作るために工夫を凝らしていた。しかし戦争が進むにつれ、日本海軍の拠点である呉は空襲の標的となり、すずの身近なものも次々と失われていく。
昭和10年頃から太平洋戦争直後までの田舎の少女から大人になるまで日常と非日常を詳細にスケッチしていく。画面に描かれる情報量にまず驚く。ジブリ映画には明らかにない昭和アニメカラーというか”淡い”感じが懐かしさを醸し出す。
主人公すずの声を能年玲奈(のん)が担当
みためは中学生で色気もセクシーも全くかんじない彼女だが
8,9歳頃から主婦になるまでここまで心情豊かに吹き替えできるのか?
人妻の艶までも表現できてる・・天職だな彼女は女優が。
そして「絵描き」が大好きな主人公の心象風景が随所にインサートされ、これが物凄い効果をあげてくる。思春期少女の妄想、恐れ、希望・・・
特にアメリカの空爆時の空に浮かぶタッチは本当に凄い。
この辺りの映像はアニメだからこそ残像が残る。
そして最大の悲劇に本編のタッチと全く違う技法を使い、次元の違うクリエイティブを見せる。この大胆さに参った。
黒澤明の名言「悪魔のように細心に。天使のように大胆に。」を思い出す。
これはアニメ芸術の極北としか言いようがない。
完成度の高さは「君の名は。」と双璧で2016年の夏と秋に生まれたことは、もしかしたらスタジオ・ジブリのクリエーター部門解散に伴う技術拡散の福音なのかもしれない。
しかし史実に基づくわずか80年前の、戦争に翻弄される日本の庶民を描く重さはこれまでのアニメにはなかった。海軍・軍艦の町、呉が美しい戦前回帰ではなく、メッセージのある反戦映画でもない。
少女の言葉、イメージ、体験の積み重ねから、自然と戦争を考える
壮絶な歴史の体験と、ゆるーい空想少女が大人になる面白さの絶妙なバランスというかアンバランスが心に刺さる。
音楽のコトリンゴは初めて聞いたが
この1960年代後半につくられたフォークソングが合っている。
「やりきれない」という庶民の想いがね。
片渕須直なんて初めて聞いた。
庵野、新海だけじゃなく隠れた本物がまだまだいるようで邦画の復活元年だと思う。手塚治虫を第1とすると、第2世代宮崎駿の引退が、映画界にいい影響を及ぼしている気がする。(また長編復活するらしいが)
90点(冒頭20分くらい寝てしまい採点不可の為)