映画「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」
1996年が第1作目である。
その頃、日本はWindows95の直後でアナログ回線をモデムでつないで
インターネットに驚き、人類は世界が狭くなったことを実感した。
UFOの映像も凄かったが
破天荒なウイル・スミスの飛行士
自ら戦闘機を操縦する大統領
とぼけた数学者
キャラが立ったアンサンブルが楽しかった。
あれから20年・・・・続編が公開された。
タイトルが気に食わない(日本語を使え)が
「フェイク」で居眠りしたのでラストを見なかった悔しさで
これはどうしても180度ちがうハリウッド大作を見る
必要があった。
いやー第一作の面影など全くない
見事な出来損ない映画になっていた。
ウィル・スミス(的)がいないのだ。
グランドホテル形式で女性大統領、元大統領
防衛軍長官(元数学者)、イケメンパイロットと彼女
皆んな軽ーい
SFX映像がより精緻にパワーアップしたのはわかる。
突如、ニューヨークの人が車が飛行機が船が空に吸い上げられる。
だから何なんだ。
金をかければ見たこともない映像を作るなんて簡単だ。
大きな仕事をしたと言えるかも知れないが
大きな感動を観客に与えた訳じゃない。
映画の至福が全く降りてこない。
予算はこの千分の1以下だろう同じ日に見た映画「フェイク」
からは随所に至福をもらった。
ハリウッドバカ映画などを選ぶ間違いをした自分の浅はかさ。
でも1作目を良かったのにね。
なんでだろう。
20年かけて脚本を書き、スタッフ・キャストを世界中から選び
この出来損ないぶり。
ISの爆弾テロ、銃乱射、トラックレンタカーでひき殺される
世界共通の敵は国際テロリストである認識の下で
高度文明の宇宙人連れてきてもね。
2回攻めてきたが彼らは一瞬で滅んでいく。
2時間後に。
その余りのバカバカしさ。
時代と映画とのアンマッチが見ていられない。
アメリカ讃歌もいい加減にしろ。
0点