批評サムライ  ~映画・ドラマ・小説・エンタメ ★斬り捨て御免!~

責任が何でも曖昧なこの国で娯楽くらいは白黒ハッキリ!大作も小品もアダルトも興業収入も関係ない。超映画批評にない「上映途中の居眠り」が特技。シネマハスラー宇多丸氏、たまむすび町山智浩氏、シネマストリップ高橋ヨシキ氏を見習って公開初日最速レビューを心掛け評価は点数制。地方在住フォトグラファーがど田舎のシネコンでネタバレあり&あらすじ&見たまま感想ブログ

インド映画初鑑賞。「RRR」は何でも詰め込み過ぎて、ウエストランドのネタだった。熱い、長い、くどい。

2023年最初の映画館体験は、2月の中旬になってしまった。

この3年、劇場に足を運ぶ日常が変わってしまい家での配信ばっかりだが

テイストの違うであろう映画は、やはり大きなスクリーンで見るに限る。

再上映で、平日の昼間、30%の入りは人気の表れなんだろう。

あらすじ)

時は1920年、英領インド。

インド総督のスコット・バクストン(レイ・スティーヴンソン)は妻のキャサリン(アリソン・ドゥーディー)を連れて狩りをしていた。そこで出会ったゴーンド族の少女マッリをキャサリンは気に入り、デリーに連れ去ってしまう。

マッリの兄で、ゴーンド族の守護者であるビーム(NTRジュニア)は、マッリを救出するために、仲間たちと共にデリーに赴いた。彼はアクタルという偽名を使い、イスラーム教徒に扮して、マッリを探していた。総督の姪ジェニー(オリヴィア・モリス)と仲良くなり、彼女を利用することで、総督の邸宅にマッリが今でも幽閉されていることを知る・・・

アクションのリアルをとことん追求した見せ場の数々。

人と猛獣、群衆対決、鞭打ち、反乱、水と火・・・

実写とCGのハザマがわからない最先端映像を見せつけられる。

ハリウッドというかマーベル映画と同等レベルになって

BGMに感情を上品に刺激する西洋音階と違い

不思議なインド音階?を流してくる。

濃いな。

森での虎と狼との競争、反乱でその猛獣を使ったビジュアルの強さ。

ダンスシーンは確かに見たこともない楽しさがあった。

技術は最高水準。

感覚が西洋ではない。東洋を感じる。

アジアの熱かな。

しかし熱い。

ウエストランド漫才のラーメン屋ネタにあった感じ。

主人公の熱さに共感できない。

できないのにスクリーンから放熱しすぎて疲れる。

疲れても音響うるさくて寝れない。

それが3時間続くからつらい。

2時間で十分。

いろんな映画の集合体の様でありつつも

独自の言いようの難しいクセの強さはある。

ハマる人が多いのはわかる。

 

60点