映画「アウトレイジ 最終章」北野武はバカヤロー、コノヤローの言葉コメディから、暴力団抗争の形を借りてマウンティングしないと生きられない男たちの鎮魂歌にして見せた天才にあ然とする。俳優陣の鬼気迫る演技は一発撮りの賜物か?同時代に生きる幸せを噛みしめろ。
待ったかいがあった。
北野武の映画表現の進化がとまらない。
素晴らしい映画芸術を堪能できた。
北野の最高傑作で間違いない。
この秋、日本映画を支える3Kの新作が揃った。
是枝「三度目の殺人」、黒沢「散歩する侵略者」
そして真打「アウトレイジ 最終章」
圧倒的に攻めてくる。
ドラマはこう作るんだぜと。
1作以上に、バカヤロー、コノヤローが飛び交う第2作の「ビヨンド」で
言葉の暴力の面白さに酔った。
西田と塩見の掛け合いの素晴らしさは日本の俳優陣の凄みを見た。
今回も出てくる驚きの俳優たちの数だけある思惑
上から目線にも程がある威嚇、脅迫のオンパレードは
言質獲り合戦の面白さを表現する。
白竜
松重豊と中村育二
「ビヨンド」で突如現れた金田時男の不気味さには今回も驚いた。
フィクサー役がこれほど似合う素人がいるとはね。
このシリーズを1作目から思い出しながら随時感想を書いていこう。
一気に書くともったいない。
文句なく100点
脚本、撮影、音楽、編集、演技・・みんなが一流の仕事をしている。