映画「キャメラを止めるな!(吹替版)」10年に1本の傑作がフランスでリメイクされだが・・・・
プーチンは死なない、戦争は終わらない間に
安倍さん暗殺され、自民は大勝、自民党統一教会支持リストを見ると
元総理、元幹事長、元大臣・・・みーんな宗教団体を名乗る反社とズブズブで
国民が勝利させた与党は、不自由統一党と判明するも後の祭り。
3年は選挙がないので、日本の国家運営は支離滅裂が当面続くと判明したこの夏・・・
暑気払いに、2018年夏、満員の映画館を感動の渦にした傑作を
オールフランスのセンスでホラーとコメディとヒューマンがどう洗練されたか
確認しに行った。
(以下参照)
いつも行くシネコンは巨大スーパーの海の日で祝日
ファミリー層が闊歩する中、このスクリーンは自分ただ一人。
4年前の熱気のねの字もありゃしない。
あらすじ)
フランス人監督のレミーのもとに、日本で大ヒットした映画のリメイクをカメラ1台でワンカット撮影し、生放送するよう依頼が届く。わがままばかりのキャストや話のかみ合わない日本人のプロデューサーに、空気の読めない映画監督志望の娘と、熱中すると現実とフィクションの区別がつかなくなってしまう妻が加わったことで、本番直前まで現場は大混乱に。不安が渦巻くなか、ついに本番が始まる。
オリジナルにあった終始チープな感じがフランス版にはない。
冒頭30分のワンカットがグリーン豊富なシネマルックで
殺風景な施設だけど小綺麗で不気味さを感じないのだ。
役者の小芝居感がいただけない。妙に上手い。
「カメラは止めない!」
このセリフはタイトルなんだからオリジナルのように力入れないといけない。
さらっと言うなよ。
メリハリの感性が国民性で違うのだろうか?
違うな、センスがないんだな。
冒頭のホラーパートが終わると制作前のヒューマンパートが始まる。
そんなに売れてない映像監督の儲かってなさそうな仕事と家庭のドラマになる。
ここで現実と理想のギャップを見せつけないとラストの感動へと昇華しない。
だが・・・さらっとしてる。
伝わらない小芝居が続く。
眠くなったので抵抗を止める、しばらく寝た。
誰もいない映画館は最高のベッドにもなる。有料だけど。
起きたらまだ小芝居やってた。
唯一の日本キャスト竹原芳子はあの竹原芳子ではなかった。
もっと大爆笑の脚本に変更できただろうに。
ことごとく中途半端だ。
ラストの意外性がないのは当然だが追体験も味わえない。
箸休めに作ったような適当感に溜息も出ない。
足りないのだ、圧倒的な作家の熱量が。
傑作のリメイク失敗作くらい悲しいものはない。
0点