批評サムライ  ~映画・ドラマ・小説・エンタメ ★斬り捨て御免!~

責任が何でも曖昧なこの国で娯楽くらいは白黒ハッキリ!大作も小品もアダルトも興業収入も関係ない。超映画批評にない「上映途中の居眠り」が特技。シネマハスラー・宇多丸氏やたまむすび・町山智浩氏のブログを見習って公開初日最速レビューを心掛け、評価は点数制。みうらじゅんとカンパニー松尾をリスペクトするフォトグラファーがお届けします。

映画「 海街 d i a r y 」

いい映画は2か月たっても語れる。

「あんなに素晴らしかったよ」「こんなに楽しかった」

「一緒に誰と観て・・」

語っても、語らなくても記憶に留めておきたい。

 

恐竜もいらない、未来から殺人マシーンも来ないし

車型ロボットも、スーパーマンも、くも男も、こうもり男も必要ない。

見たって5分後には何もかも忘れている。

むしろ早く忘れたい。

映画というより、2時間だけ脳を刺激してるような

アトラクションとかゲームに成り下がった

映画のようなものをただ映画館で見てるだけ。

それらはテレビや媒体を使い圧倒的な情報量であふれ

圧倒的にヒットする。

しかし好きではない。

 

北野武是枝裕和黒澤清など10人に満たない映画作家が

本物の香りを醸し出す。

 

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綾瀬はるかがこんなに和風な人であるとは

長澤まさみが生々しく

夏帆が力の抜けた自然さとリアルで

演技のアンサンブルが楽しい。

四人姉妹のそれぞれの人生が決して順風満帆でないが

前に進んでいる感が映像から感じる。

(実際、カメラはいつも微動している)

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イントロダクションは不要。

物語はあるんだけれどそんなに大切ではない。

5行で語れる。

 

父親が死ぬ。

母親違いの姉妹を受け入れる。

恋人と別れる。

誰もがいつか別れる。

4人の女性が生きている。

 

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4年に1本あるかないか。

数年後、また映画館で誰かと見たくなる。

 

これが本物

これがクリエイティブ

100点