第2回 批評サムライ 映画大賞2017発表
遅ればせながら謹賀新年
昨年からお付き合い頂きありがとうございます。こんな味も素っ気もないブログですが毎日、100名以上の方にご覧頂き感謝です。
年の初めにあたって恒例の批評サムライ 映画大賞を発表します。
対象)
2017年に見た映画(邦画・洋画)、TVドラマ、アダルト、新作も旧作も、初見も再見も、劇場公開でも動画配信もレンタルでも、PCでも、タブレット、iPhoneでも、YouTube、Amazonプライムビデオ、U-NEXTでも何でもOK。鑑賞したもの全てです。
・劇場鑑賞映画は全て数日以内に記事にしています。
但し、邦画偏重です(日々報われない環境で、人生を捧げる日本映画人へのリスペクトがあるので、これはしょうがないです。)
【映画賞】
グランプリ作品賞 「彼女の人生は間違いじゃない」
「3・11」の映画やドラマが少ない中、真正面から避難所暮らしの心の闇を描いて秀逸。随所にリアルで、最後に希望の素晴らしさ。いい役者たちが躍動する。
監督賞 ポール・バーホーベン(エル/ELLE)
脚本賞
脚色賞 「散歩する侵略者」
主演男優賞 國村隼(コクソン)
まさか我らが名バイプレイヤーが韓国の山の中であんなことをやってるなんて・・・
世界の映画人はよくアジアの片隅を見ているな、と感心。
主演女優賞 瀧内公美(彼女の人生は間違いじゃない)
テレビに一切出ないのは何故かな?
助演男優賞 光石研(彼女の人生は間違いじゃない)
ジェイク・ギレンホール(ライフ)
助演女優賞 恒松祐里(散歩する侵略者)
インパクト大の侵略された女子高生をサラッと好演
スクリーンに映えるな。
特殊演技賞 宇宙人2体(メッセージ)
撮影賞 「アウトレイジ 最終章」
音楽賞 「ラ・ラ・ランド」「メッセージ」
万人が親しめるラ・ラ・ランドと感性がわかる人だけ琴線に触れるメッセージと。
音響賞 「メッセージ」
無国籍な宇宙的広がりがたまらない。
圧倒的存在感賞 イザベル・ユペール(エル/ELLE)
ポスター賞 「メッセージ」
クリエイティブ賞 「昔話法廷」シリーズ NHKEテレ
特別期待賞 松坂桃李
「彼女がその名を知らない鳥たち」のすけこまし演技が秀逸で、スクリーンサイズに合うオーラを感じて、ジャニーズ系、エグザイル系の品の無さと対比すれば上品さが際立つ。日本映画を背負う近年の収穫。
トップ8
・「散歩する侵略者」
・「アウトレイジ 最終章」
・「ライフ」
・「ラ・ラ・ランド」
・「コクソン」
・「マッドマックス 怒りのデスロード4DXモノクロ」
・「エル/ELLE」
・「彼女がその名を知らない鳥たち」
ワースト8
・「ナミヤ雑貨店の奇蹟」
・「探偵はBARにいる3」
・「アンチポルノ」
・「昼顔」
・「IT/イット」
・「ザ・マミー」
・「22年目の殺人」
・「ワンダーウーマン」
「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は特に酷いな。さー泣け、今泣けの押しつけの無神経さがね。