批評サムライ  ~映画・ドラマ・小説・エンタメ ★斬り捨て御免!~

責任が何でも曖昧なこの国で娯楽くらいは白黒ハッキリ!大作も小品もアダルトも興業収入も関係ない。超映画批評にない「上映途中の居眠り」が特技。シネマハスラー宇多丸氏、たまむすび町山智浩氏、シネマストリップ高橋ヨシキ氏を見習って公開初日最速レビューを心掛け評価は点数制。地方在住フォトグラファーがど田舎のシネコンでネタバレあり&あらすじ&見たまま感想ブログ

「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」シネマハスラー恒例シネマランキング2017ベスト10+ワースト作品

年末恒例、リスペクトする宇多丸氏のベスト10を聞くたびにもう1年が終わったと感じますね。

今回は私が見た作品と比較すると見逃した作品ばかりで3本しかかぶってません。

公開時の映画館体験とDVD観賞や動画配信は微妙に感動の質が違うので・・・しまったと思うばかりです。

職人スコセッシも好きだけど、何と言っても半径5Mの日常生活スケッチがとにかく愛おしい「我らのジャームッシュ」と、ハリウッド大作の陰でこっそりひっそり上映された「ありがとうトニー・エルドマン」を見逃したのは残念。

ヨーロッパのコメディは見とかないと人生損します。

 

春頃話題になった「ラ・ラ・ランド」もラの字もなかったのは意外でした。

今年度はワースト作品はゼロでした。

 

⑩ KUBO/クボ 二本の弦の秘密(米 トラヴィス・ナイト監督)

  3Dストップモーションアニメ作品

  声優 シャーリーズ・セロン他

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⑨ 沈黙 サイレント(米 マーティン・スコセッシ監督)

原作:遠藤周作

出演:アンドリュー・ガーフィールド、リーアム・ニーソン、アダム・ドライヴァー、窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮他

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⑧ SING/シング(米 ガース・ジェニングス監督)

こちらも3Dアニメ

日本語吹き替え声優陣(山寺宏一、坂本真綾、宮野真守、長澤まさみ他)の素晴らしさが話題に。

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⑦ パターソン(米・仏・ドイツ ジム・ジャームッシュ監督)

出演:アダム・ドライヴァー、ゴルシフテ・ファラハニ、永瀬正敏

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この絵作りだけでジャームッシュの構図だしカラーだし。

流れる時間をいつも止めてみせるジャームッシュ・マジックだね。

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こんな人めったにいない。

本物の芸術家。

 

⑥ ハクソー・リッジ(米・豪 メル・ギブソン監督)

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どうもこの乱暴男の暴力嗜好がどうも好きじゃなくて・・

作品見てから評価しないといけないんだけれどね。

 

⑤ ありがとうトニー・エルドマン(ドイツ・オーストリア マーレン・アデ監督)

予告編見て絶対見ないと・・・と思いながらミニシアター1館であっという間に通過してしまった。

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④ エル/ELLE(仏・ベルギー・ドイツ ポール・バーホーベン監督)

64歳のフランスの名花イザベル・ユペールの凄みを堪能。
THE女優。病んだ働く現代女性を演じて右に出る女優がいるかな?
60オーバーでこのセクシーさは犯罪的で、日本ならおばあちゃん扱いだけどね。

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③ アトミック・ブロンド(米 デヴィッド・リーチ監督)

シャーリーズ・セロンの80年代音楽満載のスパイアクション。シャーリーズの長い手足が猛スピードで男達を倒していく快感が女子には受けるだろうが、作品としては微妙で、カタルシス皆無。f:id:kudasai:20171217011844j:plain

 

② ムーンライト (米 バリー・ジェンキンス監督)

アカデミー賞作品賞受賞で「ララランド」に間違われた。独特の色彩設計しか記憶が残っていない。

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① ドリーム (米 セオドア・メルフィ監督)

NASAで働く黒人女性達が数学で組織に立ち向かい、実績を残してリスペクトを勝ちとっていく実話。こういう物語は見ていて気持ちがいい。

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2016年のベスト10は ↓ ↓ ↓

 

いつ死ぬかわからない世の中なので、来年こそもっと映画を。