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批評サムライ  ~映画・ドラマ・小説・エンタメ ★斬り捨て御免!~

責任が何でも曖昧なこの国で娯楽くらいは白黒ハッキリ!大作も小品もアダルトも興業収入も関係ない。超映画批評にない「上映途中の居眠り」が特技。シネマハスラー・宇多丸氏やたまむすび・町山智浩氏のブログを見習って公開初日最速レビューを心掛け、評価は点数制。みうらじゅんとカンパニー松尾をリスペクトするフォトグラファーがお届けします。

【ザ・ビートルズ世界同時発売】サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド50周年記念(スーパー・デラックス・エディション)CD+DVD+LP+Blu-rayなど解散してもビジネスで大儲け

1967年にLPレコード(当時はCDもDVDのなく、デジタル時代ではないので)が出て50年か?


The Beatles – Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band – Anniversary Edition Trailer


その間にジョン・レノンが殺され、ジョージ・ハリスン亡くなり、プロデューサーのジョージ・マーティンも逝ってしまった。

その間に、CD、DVD、ブルーレイになり

95年には新曲「フリー・アズ・ア・バード」が出る。


The Beatles - Free As A Bird

 

 

YouTubeを見ていていつも思うけど

デジタル映像の量と質が圧倒的に多くて高い。

 

当時から録音、録画への情熱があった所以だろうけど

メーキングもあるし、見たこともないアニメーション、アウトテイク

そして過去の正式映像、音源をデジタル処理された高品質版


The Beatles - A Day In The Life

これ以外に 

BBCなどが特集したドキュメンタリー映像

ファンが音源に合わせて勝手に作ったアート作品などなど。

 

世界中で50年前のアルバムなんて山の様にあるけど

世界同時発売で、リマスター、リミックス 

今回はTシャツ付きだよ。

(色違い、サイズ違いでがあるのは笑ってしまう)

 

 

 

 

 

 

 

彼らは解散してからが宝の山だね。


わかっちゃいるけど買ってしまうし聞いてしまう。

本物は不滅です。

 

 

映画「メッセージ」公開初日最速レビュー!(主演:エイミー・アダムス 監督ドゥニ・ヴィルヌーヴ)10年に1本の傑作。SFでありながら「子供=命=愛」を描き、UFOや宇宙人との交流が ”あなた” の物語になる。2回目がより感動する稀有なドラマ

シン・ゴジラ」級に公開初日が待ちどうしかった。

 

アメコミとかのハリウッドバカ映画はストーリーも結末もあってないも同然。

見にいかないので関係ないが、この手のシリアスものは出来るだけ先入観無しでみたい。公開後はネットで一気にいろんな情報が溢れるので初日しか考えられない。

 

SFで、科学者が主人公で、未知なる者との交流がテーマで・・・

映画館の大スクリーンで見るべきだ。

 

政令指定のF市、金曜2回目スタートはシニアを中心に7割の入りで期待は高まる。

 

21世紀版「2001年宇宙の旅」?「未知との遭遇」?

 

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あらすじ)

突如現れた12個の未知なる飛行物体“彼ら”が人類に何を伝えようとしているのかを解読しようとする人間たち。

言語学者のルイーズはヘプタポッドと呼ばれる知的生命体が、人類にとって平和の使者なのか脅威なのかを判断するために、彼らと接触し言葉を理解してほしいと軍から依頼を受ける。

物理学者のイアンとチームを組み、人間のものとは全く異なる、まるで動く絵画のような異質な言語解読に没頭するうちに、ルイーズは時間が逆行するような奇妙な錯覚に陥っていく――。

そして言語の謎が解けたとき、彼らが地球にやってきた驚くべき真相と、人類に向けた美しくもせつないラストメッセージが明らかに。

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まずエイミーが50年代ハリウッド女優のようなクラシック感が際立つ。

大学で教える言語学者。

大学出ていない私はそれだけで憧れてしまう。

冒頭、子供を失う母を完璧に演じてシンパシーはエイミーに一気に傾く。

 

そして宇宙船登場。

ここから言語学者のエイミーによる謎解きが始まる。

 

現在進行形では宇宙人との共存を背負った世紀のアプローチと

随所に亡き子供との彼女の心の中の物語がランダムに描かれる。

 

現在進行形に「過去」がインサートされる。


観客は、この「過去」が解読への伏線であり手がかりと解釈する。

 

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開始30分でもう余分なシーンも登場人物もない。

仲間の物理学者と異星人2匹と亡き子供の5人しかいない。

地球のこの一大事にこの5人(一人は死んでいる)とは・・・

 

このバッサリとした省略がラストで劇的な見たこともない

エンディングを見せる。

 

唖然とする。深いね。

映画って素晴らしいと久しぶりに思った。

 

初回の伏線を1度では回収できない。
2回目にもっと心揺らされる気がする。 

 

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ここからは何も書けない。

何のヒントも無いほうがいいよね。

(後日ネタバレ含め完全版をUPしたい)

 

音楽のヨハン・ヨハンソンがここでも素晴らしい仕事をしている。

弦楽器のメインテーマも良いが

この聞いたこともないリズムが21世紀のクールミュージックだね。

 


Jóhann Jóhannsson - Heptapod B [From "Arrival" Soundtrack / Pseudo Video]

 

言えるのは異星人とのコミュニケーションを扱いながら

実は孤独な人の悲鳴を描いてる。

 

人は悲しく、だからこそ愛おしい。

一人で生きるのはつまらない。

愛についての物語だ。

 

この監督、1年前に見た傑作「ボーダーライン」の監督ではないか。

映画「ボーダーライン」 ドゥニ・ビルヌーブ監督 エミリー・ブラント、ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリン - 批評サムライ ~映画・ドラマ・小説・エンタメ ★斬り捨て御免!~

 

映画「灼熱の魂」も見ていた。

女であることの悲劇を前から描いていたんだね。

 

クモ男とかこうもりとかスーパー何とかとか

見た誰もが、バカになるようなハリウッド映画と

バカのようなタレントを主役にしたスクリーンで見るの値しない

映画もどきの日本映画が多い中で

今こそ現代人が見るべきだと思う。

 

上映館が少ないのですぐに公開終了になるだろう。

 

生涯の忘れられない1本になるか?

私は10年に1本の傑作になった。

 

200点

 

こういう映画を見たいがために、映画ファンは映画館へ足を運ぶのだ。

私が生きてる理由の一つだ。

 

おまけ)監督ドゥニ・ヴィルヌーヴの次回公開作


映画「ブレードランナー2049」日本版予告 第2弾

 

 

 

 

 

映画「マンチェスター・バイ・ザ・シー」公開初日最速レビュー!ケネス・ロナーガン監督 ケイシー・アフレック ミシェル・ウィリアムズ 登場する誰もが、少年も大人も、うつむき、うなだれ、傷ついている海辺の地方都市スケッチの謎

公開前の「傑作」の呼び声高く、大いに期待していた。

公開初日の18時半、九州のど田舎シネコンは見事に10人弱。

この映画館の魅力は、アート系がいつも10人弱で見れるので自由に座席移動ができること。

 

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このポスターだけで、昨年見た映画ベスト10に入る

「オーバーフェンス」 監督:山下敦弘に通じる何かを感じていた。

 

社会と折り合いのつかない男の再生物語・・・そんな感じ。

 

ケイシー・アフレックがオスカーの主演男優賞を獲ったことはどうでもいい。

何といってもミシェル・ウィリアムズが出ている。

 

不幸な労働階級のアメリカ女性を演じさせるとピカ一だ。

ショートカットがその影も含めてたまらなくクールだ。

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マリリンモンロー演じても圧倒的な存在感で素晴らしかった。

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あらすじ)

アメリカ・ボストン郊外でアパートの便利屋として働くリー・チャンドラーのもとに、ある日一本の電話が入る。故郷のマンチェスター・バイ・ザ・シーにいる兄のジョーが倒れたという知らせだった。

リーは車を飛ばして病院に到着するが、兄ジョーは1時間前に息を引き取っていた。リーは、冷たくなった兄の遺体を抱きしめお別れをすると、医師や友人ジョージと共に今後の相談をした。

兄の息子で、リーにとっては甥にあたるパトリックにも父の死を知らせねばならない。ホッケーの練習試合をしているパトリックを迎えに行くため、リーは町へ向かう。

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主演するケイシー・アフレックの圧倒的な薄幸の何でも屋の仕事でもオーラの無さ。

コミュニケーションの欠如、興奮すると何かにつけてFU●Kを連発する、もちろん手も早い粗暴感・・・

マイナスオーラは終始一貫して存在感を維持する。

こんなアメリカンアンチヒーローは初めて見る。

 

場面は現在の時間軸に過去シーンを短いカットでどんどん入れてくる。

その強引さが潔い。

2003年とかテロップでもあるとわかりやすいのだが・・一切ない。

その過去シーンは複数あるので最初はとまどうね。

ちょっとでもトイレに行ってると大事な伏線を見逃してしまう。

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兄に死と残された息子の養育を巡って、故郷に帰ってくる粗暴な弟とその関係者がだれも皆、傷をかかえ、うつむいている。

笑うシーンは一つもない。

映画館は不思議な緊張感に包まれる。

もはやアメリカ映画のバカバカしさは一切ない。

労働階級の悲劇でもない。

余りに大きな傷を抱えた男の心象風景を見せる。

それに付き合わされるので所謂カタルシスはない。

 

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元気な大人も映画の後は鬱になりそうな

傷ついた夫婦のかみ合わない心情の吐露

なんとリアルなんだろう。

 

希望も「き」の字もありゃしない。

エンドマークが、この鬱状態が終わる解放感で満たされる。

これまで見たきた映画の文法にはない

60年代末に「俺たちに明日はない」に始まったアメリカンニューシネマに匹敵する、ニューウェーブの予感がする。

 

ハッピーエンドでもバッドエンドでもない。

リアルエンドというか・・・

 

観客に媚びない、一切合切。

これでいい。

 

70点(人によって生涯最高の1本であっても不思議ではないかも)

 

樋口毅宏論、鞘から抜かれた切れない刀の趣を楽しむ稀有な作家「愛される資格」「日本のセックス」「民宿雪国」

久しぶりに樋口を読んだ。

病みやすいし楽しかった。

 

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この人の文章は素直だから好きだ。

 レトリック、修飾、メタファーとか基本ない。

  

欲望に正直になった主人公を応援せずにはいられない。

抑圧された小市民の復讐が彼に通底するテーマだね。

 

話はいつもシンプルだ。

参加する社会や組織からの仕打ちがある。

リベンジを考え、実行する。

 

大藪晴彦作品にある、計画とか、企てがこの人にはない。

スッポリ抜けてる。

 

読者は妄想したいのだ。

その企て、果たして成功するのか・・

どう着地するのか・・・

 

今後に期待しよう。

 

愛される資格

愛される資格

 

 

  

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スワッピングの実態をここまで書いたのは見たことがない。

私の経験からも納得できる。

エロ本編集部員と妻とのバトルがグリーン文庫作家よりナマナマしく、リアリティを大いに感じる。

彼のエロ本編集者経験が存分に生きている。

 

日本のセックス (双葉文庫)

日本のセックス (双葉文庫)

 

 

 

f:id:kudasai:20170512235022j:plain,

都会の隅で(豊島区は真ん中だけど)行われる不思議な家族物語

別の小世界を作ってみせてくれた。

 

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暴力の極北だね。

後味は・・・それぞれの価値観だよね。

 

 

始めた読んだのがコレ

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この面白さはなかなか伝えられない。

ジャンル別け不能で不要。

 

民宿雪国 (祥伝社文庫)

民宿雪国 (祥伝社文庫)

 

  

欲望に忠実な主人公と最小限の登場人物たちが織りなす世界が確かにあって、そこを見せてくれる。

 

文章が幼稚とか、稚拙とか、子供っぽいとか、女性蔑視とか批判はあるだろう。

でもね。

一日働いて、疲れて寝る間の束の間の30分の読書タイムにはこのくらいがいいのだ。

ドストエフスキーとかトルストイじゃ寝れないし、漱石もきついよ。

 

作品に出来、不出来のふり幅は大きい。

でもいつも刀が鞘から抜かれている潔さは評価したい。

切れる、切れないはまた別の話。

 

宮部みゆき西加奈子、嫌ミスの女王とか女性作家の活躍が話題だけど、樋口は独立峰の立ち位置で男の欲望と復讐を書いてくれる。

 

文春砲「許されざる不倫」で妻・南果歩と娘・杏の「怒り」を買った渡辺謙は「沈黙の森」へ(ケイダッシュ&バーニングの内部リーク説も)は何故ダメージコントロールに失敗したのか?

渡辺謙
これだけハリウッドに愛された日本人俳優はいないだろうね

フィルモグラフィーを見てみよう。

 

2003年公開の「ラスト・サムライ

お前は英語の教師か?というくらい流暢なアメリカン英語を
江戸時代に殿様が一体誰から習ったんだ?

それくらい見事なセルフ廻しだった。
トムは引き立て役にさせて見事な世界デビューだった。実に痛快。

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2005年「バットマンビギンズ」

名優モーガン・フリーマンゲイリー・オールドマンとの共演で完全にハリウッド人を印象付けた。

謎の導師、渡辺はこういう役が良く似合う。

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2006年「硫黄島からの手紙

生きた伝説、天才俳優&監督のクリント・イーストウッドだよ。

この主演だからね。

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2010年「インセプション

クストファー・ノーラン映画でディカプリオ主演の新感覚SFでの謎の男

西洋から見たら、アジアの知性を体現できるのは渡辺なんだろう。

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2013年「許されざる者

イーストウッドの名作を明治初期の北海道に移してリメイク

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2014年「ゴジラ

2016年「シン・ゴジラ」を見るまではベスト版だった。

芹沢博士を演じ人類の科学の限界を示唆する。

活動する科学者役

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この頃から夫婦でマスコミに良く登場する。

好感度はアップするよね。

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SNSを2人共良く理解している。

宣伝上手!

 

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2016年「怒り」

若手の映画人総出演でいいアンサンブル演技合戦だった。

 

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そして2017年「週刊文春スクープ」主演

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相手側から続々写真が文春にリークされたらもう逃げられない。

ベッキーとかファンキー何とかとか狩野英孝などとは

誰が見ても格が違う。

 

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NHK大河の主演であり、ブロードウェイの王様であり、ハリウッドから最も求められるアジア人俳優であり・・・日本のエンタメ界の頂点に今いるのだ。

 

そんな我らの謙さんが・・・

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男だからわかるとはいいたくはないが、好きになったものは仕方ない。

 

愛人と別れ妻の元に戻るか(妻が許せばね)、

妻と別れて愛人と暮らすか、

妻とも愛人とも別れるかの3つに1つ。

 

しかし我らが謙さんは、最悪の「ダンマリ」を選択した。

 

ハリウッドと日本で、映画、ドラマ、舞台の俳優、ナレーション、ドキュメンタリー出演と10年以上仕事が全く切れない第一線の国際芸能人が、だよ。

 


Ken Watanabe Godzilla Premiere

 

こんなに頭のいい人が、こんなにコミュニケーション能力の高い人が

何故、さっさと記者会見を開いて事実関係を明らかにして

謝らなかったのか?

 

「ヤクルト」は清涼飲料だし、プロ野球持ってるし、不倫はありえない。

大和証券」もしかり。

これまで積み上げてきた栄光が一瞬で失った。

  

NHKの大河も決まっているけど発表さえできないらしい。

 

2016年「沈黙の森」を思い出した。

キャプションが意味深だ。

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「愛は思わぬところで、あなたを待っている」

 

公開から1年後

映画の通りに、自分で作った愛の森をさすらうとは思わなかっただろう。

この森に抜け道はない。

  

私も謙さんのことをどうこう言えないし

誰だって社会でも実生活でも芝居をする。

 

同時に複数の愛や恋があって

バレもしたし、シラも切ったしね。

  

謙さんにGWも休みもないだろうな

 

他人が詮索してもせんないことだけれども

このままでは余りに彼の才能がもったいない。

 

「ごめんなさい」をいつ、どう言うか・・・

本当に難しい。

 

何せ、ラストサムライだよ。

潔さはスクリーンで証明されている。

 

たぶん開きたくても開けないのだろう。

 

3方の弁護士で落としどころを見つけられない三すくみなのか。

妻と愛人側と事前のすり合わせがないと火に油で、何が次に飛び出すかわからない。

文春の2の矢、3の矢がある程度出尽くした後との計算があったのかも知れない。

 

男は修羅場で試される。

一般ピープルも世界のケンワタナベも変わりはしない。

 

ー 愛は思わぬところで、あなたを待っている ー

 

この映画、見たくなった。

(アマゾン・プライムで配信中)

 

Amazonプライム・ビデオ

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映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」(ルパート・サンダース監督 スカーレット・ヨハンセン、ビートたけし、桃井かおり)は、押井守監督版「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」士郎正宗原作を超えたか?

キングコング」以来やっと映画の日に見に行けた。
GW中の平日、いつもの九州ど田舎シネコンの18時台に約10人。
こんなもんだろう。

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本当は「夜は短し歩けよ乙女」を見に映画館に向かっていたが間に合いそうもないので急に変更。

この手のアニメ(エバン何とか、ガンダム、何とか戦隊、アキラとか)が体質的に嫌いで、テレビ放映とか無料でも10分と見ていられない。

だが北野マニアとしては出演だけでも気になるしね。

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スカーレット・ヨハンセンは日本でのデビュー作が確かロバート・レッドフォード主演の馬のやつで思春期の美少女を演じていた。

これは印象が薄かった。

父親のいない薄幸家庭の情緒不安定役だったしね。

初めて彼女で驚いたのが、天才ウディ・アレンがロンドンで作った殺人サスペンス映画「マッチポイント」でむせ返る色気を振り向いた事だった。

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その後は、マーベル何とかのみっともないバカ映画連発で情けないアクション女優になり下がっていたが・・・

この映画ではどうだろう?日本原作のSFでどう変化しているのか興味があった。

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あらすじ)

ネットに直接アクセスする電脳技術が発達すると共に、人々が自らの身体を義体化(=サイボーグ化)することを選ぶようになった近未来。

脳以外は全て義体化された少佐率いるエリート捜査組織「公安9課」は、サイバー犯罪やテロ行為を取り締まるべく、日夜任務を遂行していた。

そんな中、ハンカ・ロボティックス社の推し進めるサイバー技術の破壊をもくろんだテロ組織による事件を解決すべく、少佐は同僚のバトーらと共に捜査にあたるが、事件を調べていくにつれ、自分の記憶が何者かによって操作されていたことに気付く。

やがて、真の自分の記憶を取り戻していく少佐は、自身の驚くべき過去と向き合うことになる。

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私はこの手のアニメも、押尾作品も見たことがない。

冒頭の大量殺人シーンの派手なアクションと高速度撮影スローと編集でもう嫌になった。

マトリックス風はほんと時間の無駄。

映画の至福とは対極。

一瞬「帰ろうか」と思った。でも始まったばかりだし・・・と見ていたら睡魔が。

たぶん40分はうつらうつらして帰るキッカケを失う。

 

たけしの日本語が救いで字幕読まなくていいのはありがたい。

「これ凄いよね」的なアクションは見るものがないが

非アクションの情緒シーン(特に夜景、ビル群、海面)には写真家がよく使う「ルック」があってこれは実に素晴らしい。

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どれが実写で、どれがCGで、どこがペイントなのか

さっぱりわからない。

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ニューヨーク風でない香港風美術セットがいい味だしてる。

久しぶりに70年代のいい女代表の桃井かおりが見れてよかった。

スカーレットとのシーンはこの映画の救いだな。

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たけしは演技者として素晴らしい存在感だった。

シーンは少ないが、凡庸の役者にはない殺気がある。

 

物語も結末もどうでもいい。

キューブリックのような天才が撮ると全編ルックだらけで、圧倒的な世界観が広がるのだろうが・・・何とも平凡な特殊映像を見せられた的な。

2人の日本人の演技でこの映画は救われた気がする。

 

50点

修羅の国「福岡」住みですが何か? 「3億8千万強盗事件」とサッカーくじ「BIG」CMのシンクロの不思議さ。

時々言われるのが「福岡、何かと物騒ですよね・・・」

 

おそらく日本で唯一の特定危険指定暴力団工藤会北九州市)が悪さしてたイメージであるのでね。これは仕方ないけど福岡市は100kは離れているし(新幹線で20分)若者カルチャーの発信地だし文化度が高いよね。

と皆んな思ってた。

そんな余裕の福岡市に突如発生した、前回紹介した日本版「ゲッタウェイ

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中央警察署の100M先で繰り広げられた犯行はまさに「白昼の四角」

正直九州の中心にこんな駐車場があるとは私も知らなかった。

 

直ぐに広域手配されたにも関わらず、様々なカメラに撮られながらも逃げられた警察の大失態。

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盗られた金額3億8千万と言う、久々の大金強奪。

同じに福岡空港で韓国人の8億不正持ち出しもあってマスコミ騒然。

 

と同時に

この事件の直前によく流れていたマツコ&恭子のCMを思い出した。

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Jリーグサッカーくじの自動プログラム「BIG」では、6億が既に334人も・・

 

実は3年前から私は自動プログラムで楽天とジャパンネットで完全自動でロト、ナンバーズ、BIGなど8種類の公営ギャンブルを少額で続けている。(今その収支をサイトで公開するためにデータを計算している)

 

事件とBIGは何の関係もないのだけど、何か違和感を感じる

私だけだろうか?

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犯人の2人組にはある意味、緻密な計算と実行力、犯罪運もあるのだろう。

金の入手と直後の逃亡には今のところ成功した。

が、やがてどこかで綻びを見せ、逮捕され、裁判にかけられ、刑に服する。

過去の個人情報は丸裸にされ(これは当然大)SNSやブログで地球を回り続ける。その家族はマスコミの餌食になって離散されるのは必定。

出所後の再就職も大変だ。

 

一方、全自動公営ギャンブルマシンとかしたBIGは(最高10億となったロト7も)iPhoneなどスマホアプリ+ネットバンクで簡単に設定され、ある日突然、生涯賃金の3人分が振り込まれる。

 

家族の知らないマイ口座に6億だよ。

宮使いから解放され、全ての借金の返済は1日で終わる。

金が金を産む資産形成が始まる。

自分が出来なかったらファンドマネジャーを雇う。

家を新しく買い、別荘を買い、海外旅行三昧で、外車も数台。

もしかして妻を変え、夫を捨て再出発。

愛人を3人くらい10年くらいは養えもするだろう。

 

犯人は何故犯罪を選ばずにBIGしなかったのだろう。

刑務所に入ったらBIG出来ないだろうが。

 

銀行側では札束の番号を控えていなかった旨の報道があったが

警察のいつもの手で、安心させて早く市場で使わせるガゼリークだろう。

 

1等に当たる確率と、捕まる確率と・・・

誰が考えても捕まる方が高いよね。

何故こんなバカなことをするのだろう。

 

このデジタル時代に発生した、白昼のアナログ犯罪。

そこに大いに興味がある。

実に面白い。

故に、これは映画になる。

 

黒沢清か、ビートたけしに作品にして欲しい。

実行犯には、妻夫木聡とか新井浩文高橋一生あたりだな。

 

さて、北朝鮮からミサイルが飛んできそうなのに

危機を報道しないマスコミと機能停止の国会

 

同僚の国会議員を愛人にして

元会社の同僚とハワイで重婚する逃走するバカ

ガン治療中の妻に謝罪させ本人は雲隠れとはね。

 

次から次へと問題が発生しながらも

全てが放置プレーの日本の2017年の春。

 

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映画「博士の異常な愛情スタンリー・キューブリック監督のラストシーン

 

ある地方都市で起きた犯罪と、不労所得勧誘CMが妙にシンクロする。

この国はみんな異常ではないか、とね。

 

新年度早々、社会時評っぽくなってしまったが

映画見れないストレス発散に、時々エッセイ雑文に変更しますので。