批評サムライ  ~映画・ドラマ・小説・エンタメ ★斬り捨て御免!~

責任が何でも曖昧なこの国で娯楽くらいは白黒ハッキリ!大作も小品もアダルトも興業収入も関係ない。超映画批評にない「上映途中の居眠り」が特技。シネマハスラー宇多丸氏、たまむすび町山智浩氏、シネマストリップ高橋ヨシキ氏を見習って公開初日最速レビューを心掛け評価は点数制。地方在住フォトグラファーがど田舎のシネコンでネタバレあり&あらすじ&見たまま感想ブログ

映画「ワンス・アポナ・タイム・イン・ハリウッド」何をやってもタランティーノ!人気俳優の興亡と60年代カリフォルニアの狂気が交わるサスペンスが秀逸!ブラピのカッコ良さが特筆。

何をやっても魅せてくれる我らがタランティーノ

今回はどう楽しませてくれるか?

60年代のハリウッドが舞台で・・・と言っても題材なんてどうでもよろしい。

西部劇でも、ナチハンターでも・・・結局はサスペンスあり、活劇あり、恋愛があって・・濃い人間ドラマになっているんだから。

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ディカプリオとブラピのW主演?

タイタニック」以降どうもディカプリオ主演映画が見てるとつらい。

日本で言うと「藤原竜也」で、ハンサムで頼りがいがある活躍するけどなんか共感できない、みたいな。

ブラピは頼りがいがあるがクールで余裕がある感じ。

この2人がタランティーノがどう使うか?

いつものシネコン、いつもの辺りで見て来た。

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あらすじ)

1969年、ハリウッド。俳優のリック・ダルトンレオナルド・ディカプリオ)は、テレビから映画へのキャリアチェンジがうまくいかずに焦っていた。彼のスタントマン兼付き人のクリフ・ブース(ブラッド・ピット)は、変わらぬ忠誠心をリックに捧げ続けており、2人は固い友情で結ばれていた。リックは隣に越してきた、時代の寵児ロマン・ポランスキー監督と妻で女優のシャロン・テートマーゴット・ロビー)に刺激を受け、イタリアで数本のマカロニ・ウェスタン作品に出演する。半年後、帰国したリックが自宅で過ごしていると、ヒッピー風の若者たちが運転する車が私有エリアに入り込み、リックとの間にトラブルが発生する・・・

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人気俳優の興亡の個人史がケレン味たっぷりで描かれる。

その職場であるハリウッドの喧騒のアクセントに70年代の世界的ヒーローになった役者ばかりでうれしい。

10代の日本の少年洋画ファンを熱狂させたブルース・リーと、キング・オブ・クールのスティーブ・マクイーン。俳優がまたよく似てる。

映画小僧タランティーノの編集が実にテンポ良く飽きさせない。

人気スターが仕事を失う恐れを、ディカプリオがいい味を出している。

さすが主演の貫禄だ。

 

f:id:kudasai:20190920160341j:plainここからが本領発揮。

60年代カリフォルニアに蔓延していたカルト宗教がスタントマン兼親友役のブラピに絡んでくる。ここからのサスペンス、ダークな匂いこそこの映画の神髄だ。

ここを描きたかったんだろうな。

街にあふれるヒッピー風の若者の群れ

郊外で独自のコミューンを作り、厳密なヒエラルキー組織を持つ。

リーダー(チャールズ・マンソン)は敢えて登場させない不気味さが人格支配されている恐怖を物語る。

f:id:kudasai:20190920160351p:plainこのコミューンにやってくるブラピのカッコ良さ。

理解できないカルト集団VSブラピ

悪党だらけのバーにやってくる一人のカウボーイみたいな。

少ないセリフ、余裕のある態度、無駄のないアクション

マクイーンの傑作「ゲッタウェイ」見てるようなキレの良さ

ブラピ主演映画の中で最高にカッコいいシーンだ。

ラスト40分で主演が完全に入れ替わる。

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この後、ロマン・ポランスキー監督、シャロン・テート夫妻に忍び寄る悲劇へと進む直前に、隣家に住むブラピと再度対決する。

2本の別の映画みたいだ。

前半はヒューマンコメディ、後半がカルト集団サスペンス

50代になったブラピは本当にいい俳優だ。

共感度が増した。

特にタランティーノと組んだ時にね。

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シャロン・テート殺害事件をモチーフに「虚栄の街」に巣食う異常な人たちをスケッチして見せた新感覚エンタメが登場した。

タランティーノコーエン兄弟の新作はこの新感覚がいつも楽しめる。

題材はなんでもいい。必ず最高の料理にしてくれる。

映画を愛し、映画に愛される稀有な映画作家だ。

 

90点

 

 

映画「イソップの思うツボ」昨年度BEST監督の上田慎一郎はこの先どこへ向かう?ここ10年見た中で歴史的駄作。東宝は金返せ!

2018度NO1の評価をしたのが「カメラを止めるな」

監督&脚本の上田慎一郎が文句なしの傑作だった。

その上田の次作(2018年公開「ブルーサーマルVR -はじまりの空-」はVRシアターが近くにないので見れず)は、題材がどうであれ見なければならない。

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公開4日目の昼下がり、ご近所スーパーシネコンに客はたった2人

これはしかたない。

ヒットドラマの焼き直しでなく、大ヒット漫画の映画化でもなく

ジャニーズも、一人のイケメンも、綾瀬はるかもいやしないのだ。

上田慎一郎」の名前も、九州のど田舎までは伝わらない。

それでいいではないか。

面白ければ人は来る。1年前に彼が証明したばかりだ。

 

あらすじも、予告編CMも見ていない、何の情報もないまま座席に座れた訳で

トリッキーな上田映画鑑賞には理想的な形でスタートした。

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あらすじ)

主人公の亀田美羽(石川瑠華)は、友だちのいない内気な女子大生。人気タレント一家の娘である同級生・兎草早織(井桁弘恵)が、うらやましくて仕方がない様子だ。ある日、臨時講師として八木圭佑(高橋雄祐※高ははしご高)が学校にやってくる。彼の爽やかな前髪に早織は夢中になっていくが、美羽はそんな姿を遠くから眺めていて……。一方、父と復しゅう代行業を営む戌井小柚(紅甘)は、その日暮らしを送る自身の人生に思いをめぐらせていた・・・

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物語は意味不明、サスペンスは中途半端

共同監督のせいか、3者個別シーンの表現が違うのでリズムが違う。

ラストシーンありきで、盛り上げるためにカードを並べてみた程度の

一切の感情を揺さぶられることは皆無で、虚無感しかない。

 

場内全シーンで無言(私含め2人なので当然だが)

観終わってシーン。

なんだこれは?

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これはドラマか?

これは映画なのか?(大スクリーンと音響がいるのか?)

つまりこれはエンタメではないのだ。

「我らの」(これは最上級の褒め形容詞)上田慎一郎がね。

一体どうしたんだろう。

 

大学の映研でもこんなドラマは作らない、いや作れはしない。

恥かしいからだ。

作り直しか、仲間内試写で話のつまみ程度だろう。

 

ましてや全国の不特定多数の映画ファンから1000円以上の金を取るなんて出来やしない。映画会社はやってはいけない。

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せめて公開にあたり、日本映画史上初の「面白くなかったた返金付き」にしなくてはいけなかった。よくも一般映画と同額にしたな!酷いな。

子供の頃から東宝でマンガ祭り、ゴジラマタンゴ若大将シリーズ・・散々見てきたのに、なんでこんな仕打ちを50過ぎて受けないといけないのか?

80年以上、日本のエンタメ界のリーディングカンパニーとして最大のスクリーン数を持つ矜持はないのか?

(よくも今年、一律に入場料を100円値上してみせたもんだ)

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それにしても上田慎一郎

「カメ止め」がピークでいいのか?

 

日本映画界久々のヒーロー登場で、名声を得て、映画演出のみならず脚本、CM、ドラマ、ゲームなどコラボしたい企業は引く手あまただろう。

 

今なら無理な企画も通る、予算もある、演出の自由度は広がる・・・

その中で、このありさま。

 

昨年エンタメ界一の「登り坂」が

わずか1年で「まさか」を超える真っ逆(さか)さま

 

本来の持ち味をもはや期待していいものかどうか・・・

次回までは見守りたい。

立て、慎一郎。

 

0点

映画「天気の子」新海誠の理解不能ドラマの極北。アオハルアニメはほんと困る。美しいだけで、共感の余地がどこにもない。

新海の前作「君の名は。」が2016年8月公開か・・・

歴代2位の興行成績でこれは確かに楽しめた。

 

スクリーンに広がる夏のイメージが、懐かしく美しく

都会の描写が精緻で機能美に溢れ、こちらも美しく

悪い人一人も出て来ないおとぎ話を最後まで貫ける凄さ。

 

アオハルアニメの体を取りながらも、自己犠牲と愛についての姿勢が

肯定的で、筋の通った、突き抜けた本物のクリエーターに出会った。

 

それから3年

天気を操れる子がいて・・・としか情報がない中

ご近所シネコンは5割の観客で期待の高さを十分に感じつつスタート。

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あらすじ)

高校1年生の夏、帆高は離島から逃げ出して東京に行くが、暮らしに困ってうさんくさいオカルト雑誌のライターの仕事を見つける。雨が降り続くある日、帆高は弟と二人で生活している陽菜という不思議な能力を持つ少女と出会う。祈るだけで晴れ間を呼べる「晴れ女」を巡る物語・・・

 

空、海、街、雨、雲、虹・・・何を描いても進化したな。

記憶の色を自在に操り、見たことのない忘れられない残像を残す。

世界最高峰の背景描写力顕在なり。

 

しかし物語は10代少年の超妄想についていけない。

 

「世界征服は可能か」と悩む力のある10代のナイーブさが嫌い。

主役2人がとにかく気持ち悪い。

共感する術がどこにもない。

 

止まない雨、晴れ女、ドロップアウトした少年・・・

物語を結びつける努力はしたものの、途中であきらめた。

 

平たく言うと、終盤以降何がなんだかさっぱりわからないのだ。

金払った客に頭使わせる・・・それが映画か?エンタメか?

 

 

新海誠の感性は大人として大丈夫か?

川村元気はプロデユーサーとして正気なのか? 

東宝はヒットさえすればいいのか?

 

大ヒットの次こそクリエーターの真価が問われる。

見事に空振りして見せた。

 

10点

 

 

映画「アルキメデスの大戦」は「ガリレオ」+「風立ちぬ」=「コスト削減プレゼン」と見せて、日本人しかわからないだろう滅びの美学にした山崎貴の奇襲。

原作漫画は読んでいないが、作者の三田紀房の「インベスターZ」は素晴らしい。

評論も、インタビュー、バラエティーでの発信も一貫していて信頼できる。

平たく言えば「綺麗ごとを言うな」

今回は東野圭吾ガリレオ」風数学者を軍人にして、戦争をとめる?

主役は菅田将暉。名前は知っているがドラマでも映画でも見たことがない。ジャニーズ系俳優にあるような虚飾な嫌な感じはしない。

監督はVFXの騎手山崎貴だし、戦争シーンのリアル、スピード感、カメラアングルの自由さが素晴らしい。隠れテーマは「戦艦大和」だし、見ない訳にはいかない。

いつもの巨大スーパーのいつもの席辺りに座った。

f:id:kudasai:20190730154017j:plain あらすじ)

昭和8年(1933年)、第2次世界大戦開戦前の日本。日本帝国海軍の上層部は世界に威厳を示すための超大型戦艦大和の建造に意欲を見せるが、海軍少将の山本五十六は今後の海戦には航空母艦の方が必要だと主張する。進言を無視する軍上層部の動きに危険を感じた山本は、天才数学者・櫂直(菅田将暉)を軍に招き入れる。その狙いは、彼の卓越した数学的能力をもって大和建造にかかる高額の費用を試算し、計画の裏でうごめく軍部の陰謀を暴くことだった・・・

 

冒頭に戦艦大和VSアメリ航空母艦戦闘機をいきなり見せてくる。

山崎VFXの真骨頂を映像で見せつける。

ここはクライマックスシーンと勝手に思っていたが・・・

40代以上なら史実を知っていると思うが、20代には太平洋戦争の結果がどうかも怪しい。まず「大和沈没」を印象ずける。

「うん、なにかあるのかな・・・」

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まず山本五十六連合艦隊司令長官登場。

60年代生まれの洋画ファンならなんたって「トア・トラ・トラ」の山村聡なのだ。サムライ三船敏郎や、モダン役所広司よりも知的な大人の魅力がたまらない。

あぶないデカ・舘ひろしはダンディを抑え、少し軽いが包容力、決断力のリーダーシップをまとっている。意外性の勝利。

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そして天才数学者菅田将暉が遊び人として山本と遭遇。

都会暮らしの、尖がった反逆児ぶりが実にいい。

終始セリフ廻しが明瞭で面白い。

相棒の柄本佑も巧い。兄弟そろって素晴らしい。

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ヒロインの浜辺美波だけがミスキャストのような感じ。クラシック美女だけど感情が伝わらない学芸会みたいだった。

山本の強引な引き抜きで海軍に入るが戦争映画の面影はない。機密情報を数学者が様々な抵抗にあいながら相棒と共に設計図を作っていく。が、プレゼン前20分ほど寝てしまった。(午前に小学生相手に勉強を見て、食後にヨガ、午後から庭仕事と忙しかった)

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「コスト削減プレゼン」を映画で見るのは初めてで、攻守が入れ替わりマウントの取り合いが確かに面白い。がスクリーンで見ることはないけどな・・・

と思いきや怪人俳優の田中泯がこの後、全部持っていく。

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「永遠のゼロ」の元戦友の右翼老人もそうだった。あの映画ではセリフと共に絵があったが、今回は菅田将暉とのセリフの応酬だけ。

ガリレオ」も、同じ殺人兵器を作った設計者「風立ちぬ」でさえ描かなかった「科学者の業」を説得力ある言葉でこちらは届く。

こういう展開になるからこそ、冒頭の「沈没」が生きてくる。

戦闘シーンではなく、日本人に生まれた数学者、科学者の心模様がテーマだったのだ。構成の勝利だな。

滅びへと旅立つ船の哀しみ、そうなるとわかった上で産み出した須田の見送る涙が、日本人として府に落ちる。

「異議なし」なのだ。

「是非に及ばず」なのだ。

 

日本人にしかわからない世界観だろうと思う。

驚いた。

 

「これでいいのだ」(by 赤塚不二夫の名言)

 

90点

 

 

 

映画「凪待ち」香取慎吾、大きい体、ギャンブル依存、斜め回転・・・クズ男再生のリアル。今年の邦画NO1

3連休最終日。

月曜日の東宝シネマズ、auユーザーは安いのだ。

「海の日」の祝日にわざわ白石和彌フィルムを見ないといけないのか。

それは白石だから。

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彼女がその名を知らない鳥たち」(2017年)で感心させられたのに

孤狼の血」(2018年)だけしか見ていない。

サニー/32」、「止められるか、俺たちを

ピエール滝の最終出演であろう「麻雀放浪記2020」3本をスルーしてしまった。

九州のど田舎では公開時期が短いのだ。

いつものご近所スーパーシネコンは、ちびっことファミリーでごった返す中、白石フィルムなんか、いかに元SMAPとはいえ閑古鳥と思いきや、20%も入ってる。

”これは何かある” いい予感の中スタート

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あらすじ)

 無為な毎日を送っていた木野本郁男は、ギャンブルから足を洗い、恋人・亜弓と彼女の娘・美波とともに亜弓の故郷である石巻に移り住むことに。

 亜弓の父・勝美は末期がんに冒されながらも漁師を続けており、近所に住む小野寺が世話を焼いていた。

 人懐っこい小野寺に誘われて飲みに出かけた郁男は、泥酔している中学教師・村上と出会う。彼は亜弓の元夫で、美波の父親だった。ある日、美波は亜弓と衝突して家を飛び出す。

 亜弓は夜になっても帰って来ない美波を心配してパニックに陥り、激しく罵られた郁男は彼女を車から降ろしてひとりで捜すよう突き放す。その夜遅く、亜弓は遺体となって発見される・・・

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西田尚美はいい感じに熟してきて香取慎吾の恋人役か。

最初の違和感が、じきにしっかり者の姉さんに変わる巧さ。

娘役の恒松祐里が10代少女のリアルだしてくる。

黒沢清監督「散歩する侵略者」のあの子か。

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印刷会社の同僚は底辺俳優やらせたら日本一の黒田大輔だが、今回も見事。

何といっても我が郷土福岡筑豊が産んだアンチスター、リリー・フランキーがまたまたまた変幻自在の素晴らしさで、全部持っていく。

妻を震災に、娘を殺人で失う父親役の吉澤健が最終版のキーマンで希望の鍵の受け渡し役に。

他にも競輪闇営業グループ、ヤクザとしか思えない刑事などなど、脇役のアンサンブルがドンピシャで久々に日本語のドラマのやりとりを堪能できた。

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香取の大きな体で、人は悪くないがギャンブル依存、決断しないクズ男、暴力を厭わないシーンがこれでもか、と見せてくれる。

香取の”斜め回転”が始まったら面白いことが始まる。

こんなクズ男のリアルと血のつながらない故の再生がスクリーンで目撃できる。

彼の映画、ドラマほとんど関心がなかったが、40超えて熟成してこその「味」出てきた。コメディ三谷じゃなくて、まさかのバイオレンス白石だったとはね。

今年見た日本映画でNO1

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95点

参院選NHK政見放送「NHKから国民を守る党~立花孝志(ノーカット・字幕付き版)」要約。「不倫、路上、カーセックス」など放送禁止用語連発+受信料拒否ノーハウが役に立つ。NHKは何故スクランブル放送しないのか?考えて欲しい。「原子力村」と同一の隠れた既得権益と見る。

ロックンロール内田裕也、以来のエンタメ政見放送を本日堪能

 

これまで数々の立花のYouTubeチャンネル、ふわっち配信などを見てきたが今回が一番の神回だった。内容を要約する。

冒頭)

山梨放送局の夕方番組の男女アナウンサーが写真週刊誌の取り上げられ、降板になりその事実を公表していない問題を公表。

「不倫、路上、カーセックス」を6回繰り返す。

 

受信料問題)

立花は受信料を支払っていないと公言。

不払いの方法を公表

1、NHKフリーダイヤル0120-151515に電話する。

2、「自動引き落とし」から「継続振込み」に変更

3、NHKから「納付書」が届くが無視する

4、「NHK撃退シール」(国民を守る党が無料で発行)を玄関に貼る

  または集金人に「立花孝志に電話しますよ」伝える

5、国民を守る党ではNHK受信料不払い専用コールセンター(東京)03-3697-0750がある。

 

NHKのスタジオから受信料不払い、踏み倒す方法を告知でき、全国の放送局とYouTubeなどで何度も放送されるのは素晴らしい。

 

スマートフォンiPhone)やインターネットから受信料を取ろうとしている。法律が通貨したので来年からNHK放送が始まる。悪いのは法律を通した国会議員。NHKの要求を鵜呑みにしてそのまま承認している。だから選挙で行って欲しい。

 

立候補者について)

今回立候補する約40名は大学を卒業していない、エリートではない。前科者もいる。庶民の集まり。一方いまの政治家はエリートで消費税増税NHKの受信料を無理やり払わせる法律を作ったり、スマホで受信料を取ったりしている。

誰がスマホNHKを見たがっているのか?

国会議員は国民の声を直接聞いたらどうか?

NHKの受信料制度こそ国民投票で決めるべき。

 

スクランブル放送とは)

水道・電気・携帯電話と同じように料金を支払わなければそのサービスを止める。

NHKもそうすべき。

 

水が止まれば命が止まる。

電気が止まれば熱中症になって倒れる人が出る。

携帯電話が止まれば仕事や日常生活、災害時に影響が出る。

NHKの放送が見れなくても誰も困らない。

 

国会議員はNHKを見たくない人の権利を保障するために直ちにスクランブル放送の実現に取り組むべきと考える。

(後半一部略)

 

冒頭の連呼はつかみとしても

発言の趣旨は納得できる。

国民の半分が支払い、支払ってない分を負担する。

負担者は何故怒らないのか?

フェアにするにはスクランブルすればいいだけなのにしない。

しない方が政治家、官僚、他のキー局など国を統治する為政者にとって

都合のいい何かがあるはず。

ここを探るのはジャーナリストの出番だ。

 

他の候補者もユニークでかつ自然体。

令和の政見放送が変わっていくキッカケになりうる。


佐藤恵理子さとう えりぃ

 


門田 節代

 

こうなると国会の参議院各委員会で何を言い出すか・・・

面白さはほんの一瞬、恐ろしくて国会に送れやない。

 

ここ数年の立花孝志の闘い

「NHKワンイシュー」で地方議会で議席を増やして(議員とのトラブルは横に置いて)戦略は成功していたが、支持はここまでだろう。

おちゃらけ」も度が過ぎると逆風となる。

 

「N国党」のアンチ(NHK擁護)の政見放送は面白い。


平塚正幸 政見放送 NHKから国民を守る党をぶっ壊す党代表 参院選2019

これも一瞬。

映画「主戦場」監督ミキ・デザキの後出しジャンケンの罠に嵌る「保守論客」をみんなで笑う新感覚プロパガンダ 原一男の「ゆきゆきて、神軍」以来!

劇場公開がめったにないこの手の映画

猫とかキツネとかペンギンは毎年の様に公開されるのに、人間対象だと一気に少ないのは何故か。

最後に見たのはゴーストライター騒動で注目を集めた佐村河内守氏に密着した森達也監督の「FAKE」(2016)

今回は所謂、慰安婦問題を扱っていることから、名画座の会場内に20Mの列に並んでの入場(こういうのは昨年の九州初公開日の映画「カメラを止めるな」以来だ)

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 あなたが「ネトウヨ」でもない限り、彼らをひどく憤らせた日系アメリカ人YouTuberのミキ・デザキを、おそらくご存知ないだろう。

 ネトウヨからの度重なる脅迫にも臆せず、彼らの主張にむしろ好奇心を掻き立てられたデザキは、日本人の多くが「もう蒸し返して欲しくない」と感じている慰安婦問題の渦中に自ら飛び込んでいった。

慰安婦たちは「性奴隷」だったのか?

「強制連行」は本当にあったのか?

なぜ元慰安婦たちの証言はブレるのか?

そして、日本政府の謝罪と法的責任とは……?

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見ながらいろんな感想を抱いた。

・「主戦場」のタイトルから白熱の議論があると思えどゼロ

・登場人物の数が慰安婦派が多い

・登場順が保守派→慰安婦派と論破したような印象を与える

・監督自身の早口ナレーションと過去に使われた写真、画像、動画がわかり易く説明しつつも、保守派に懐疑的な印象を与え、最後に歴史修正主義者」と呼ばれる。

・音楽が素晴らしい

原一男の傑作ドキュメンタリー映画ゆきゆきて、神軍」(1987)以来だ

 この和太鼓リズムのクセになる追い立てられ感

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いずれにしても見ていて楽しいのだ。

当然、映画公開後に続々保守派出演者から怒りが続出

テキサス親父日本事務局の藤木俊一氏

「大学院修了プロジェクトで、私とテキサス親父ことトニー・マラーノにインタビューしたいと言われました。デザキさんが以前、ネットで炎上騒ぎを起こしたことも知っていたので、疑ってかかりましたが、“大学で勉強し、慰安婦証言があやふやで信用できないことも知った”と言うので、大学院の研究だし、と思って受けたのです」

しかも、藤木氏らは事前に合意書も交わしていた。

「公開前に見せ、意図と違う使い方をされたらフィルムの最後に、私が映画に不服である旨を記すことになっていた。ところが、公開するが事前に見せられない、という旨を、メールで一方的に知らされたのです。法的措置も検討したい」

なでしこアクションの山本優美子氏

「大学院生からお金はとれません。学究に資するものと信じて取材に応じたのに、まさかこんな形で裏切られるとは、同じ上智の卒業生として悲しい」

拓殖大学教授の藤岡信勝

 「この映画は私たちの議論のあと、向こう側の議論が延々と続き、私たちに再反論の機会が与えられていません。ディベートではなく、言葉によるリンチです」

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上の発言が本当ならば制作前からの確信犯。

反論の機会を与えず、自分の主義・主張を最後に観客に印象ずける。

しかしミキ・デザキ、大した映画監督だ。

 

ぜひ、反論を映画でして欲しい。

80点

 

私が最も尊敬するドキュメンタリー監督原一男

YouTubeチャンネル「#CINEMA塾」はとても面白いのでご参考までに。

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