批評サムライ  ~映画・ドラマ・小説・エンタメ ★斬り捨て御免!~

責任が何でも曖昧なこの国で娯楽くらいは白黒ハッキリ!大作も小品もアダルトも興業収入も関係ない。超映画批評にない「上映途中の居眠り」が特技。シネマハスラー宇多丸氏、たまむすび町山智浩氏、シネマストリップ高橋ヨシキ氏を見習って公開初日最速レビューを心掛け評価は点数制。地方在住フォトグラファーがど田舎のシネコンでネタバレあり&あらすじ&見たまま感想ブログ

映画「TENET」理解不能にしておいて物語を再確認させる悪徳商法か?難解さと映像逆回しを見せたいだけの時間泥棒。さらばクリストファー・ノーラン。

3ヶ月ぶりに映画館へいく。

土曜日の好天の昼間、ど田舎ショッピングモールは完全に復活し渋滞。

 

監督クリストファー・ノーラン作品にはほぼ感心したことがない。

世間で言われる過剰な評価がさっぱりわからない。

f:id:kudasai:20201005102643j:plain

 

 

この監督は「ダークナイト」「インセプション」で、アクション監督として数分の見せ場を作る手腕はあっても、2時間トータルのドラマで感情を揺さぶる力量がない。

短距離ランナーであって、マラソンは出来ない。

両方できるスピルバーグとは違う。

 

今回邦画は子ども対象ばっかりなので「TENET」に。

f:id:kudasai:20201005103336p:plain

あらすじ)

ウクライナのオペラハウスで、突如としてテロ事件が発生。現場に突入した特殊部隊に、ある任務を帯びて参加していた“名もなき男”は、大量虐殺を阻止したものの自身は捕らえられ、仲間を救うために自害用の毒薬を飲まされてしまう。

しかし、その薬はいつの間にか鎮静剤にすり替えられていた。目覚めた“名もなき男”は、死を恐れず仲間を救ったことで、フェイと名乗る人物から、未来の装置「時間の逆行」を使い未来の第3次世界大戦を防ぐという、謎のミッションにスカウトされる。鍵となるのは、タイムトラベルではなく“時間の逆行”。混乱する男に、フェイはTENETという言葉を忘れるなと告げる・・・

 

冒頭オペラハウス襲撃シーンからひどいな。

背景も敵も味方もわからない。

掴みがカオスってどういうこと?

f:id:kudasai:20201005110411j:plain

テストに合格してテネット一派に組み込まれ

アルゴリズム」とかいうハードディスク状の物をテロリストから奪う

銃も爆破も車も現在進行系に未来からの介入?があって・・・

開始40分でもうあきらめた。

 

魅力のない主人公、脇役として光らない中途半端な仲間

ロマンスもなければ、希望もない。

何にもない。

誰一人共感出来ず、何が何だかわからないままラストが来た。

 

こんなクズ映画を2時間弱見てしまった自分が嫌になる。

気持ち悪さが「TENET級」だ。

f:id:kudasai:20201005143632j:plain

 

 

あまりに物語が難解にしてるのは

YouTubeで謎解き動画が山の様にアップされてる。

数回見させて売上アップ戦略か?

 

未成年者相手にCDに投票権付けるような秋元康AKB商法より悪質だ。

世界がコロナで大変な時に満を持して、詐欺まがいの映画を公開するとは

 クリストファー・ノーランは恥ずかしくないのかね。

 

金の浪費というよりも時間泥棒だな。

罪はより重い。

 

0点以下