映画「リバーズ・エッジ」行定勲監督 二階堂ふみ、吉沢亮、森川葵、上杉柊平、SUMIRE、土居志央梨 岡崎京子のいつものテーマ=愛故に傷つける、自傷するかの2者択一アオハル映画
今年最初の邦画観賞は、都会近くの川沿いの青春群像を選んだ。
岡崎京子原作となれば、傷口に塩のみならず、酢・砂糖・たぎった油とかなんでもありの自傷ドラマだろうし、映画館で観るのはけっこう勇気がいるけどね。
主演意外は誰一人知らない。だけど、皆んな良かったな。
いじめ、監禁、放火、売春、セックス、自殺など事件と事故がある高校のあるクラスで同時進行する。
大人になればやりすごす術がわかるのだろうが、10代には通じない。
そのもどかしさがリアルに描かれる。
最近の二階堂の無敵感がカッコいいな。
それでいて毎回、置きに行った演技をしない役者魂が見える。
おっぱいだすのはお約束見たくなってきたし青姦だし。
最大の収穫はSUMIREかな
ネコ殺しの危なさと愛に飢えた絶望感が同居したキレる一歩手前芸で完成してる。
ミステリアスは女優の最大の武器だな。
土居志央梨の屈折演技も良かった。
学校に一人必ずいるホステス風の、誰とでも寝る肉感さが伝わってくる。
ひきこもりオタクの屈折姉も最高だった。
アオハル映画も腕のある監督が撮ると見ごとに耀くけど
映画館を出る時の壮快感はゼロなので困ったものだ。
80点