映画「シン・ゴジラ」(地上波初放送)来たるべき大震災、米軍の北朝鮮攻撃、原発事故等の「総理、ご決断を!総理撃ちますか?」と大杉漣になって平和ボケ(=考えない)を問う総理シュミレーションドラマ(全キャスト出演者・取材協力一覧)巨災対ヒロイン=尾頭ヒロミ役市川実日子とヤシオリ作戦で萌えるだろうがまずは君が落ち着け!
映画館で3回、DVDで10回以上(細かい確認含めて)鑑賞した。
初IMAXでの感想
怪獣出現で為政者の誰が、どう動くのか?
アメリカはどうする? 在日米軍は? 国連は?
自衛隊は治安出動? 災害出動?
官僚組織、政治家、軍人=自衛隊員の3つどもえが面白い。
特筆すべきは、特定の一般市民個人や、その家族が描かれないことだ。
涙が出てこない。これが画期的で素晴らしい。
ゴジラに倒された、焼き尽くされたマンションには万単位の被害者と家族がいて生死のドラマがある。
ということは、ゴジラ、自衛隊、国への怒り、叫び、訴え、感情が無数にある。にも関わらずそこは描かれない。
感情の発露=涙とか嗚咽とか慟哭で観客を揺さぶることは出来るかもしれないが、感情、感傷ドラマはたかが知れている。監督の意図はそこにない。
地理的には、火山国、島国の日本は数年に1度、どこかで必ず大災害が起きる。
安全保障では、ロシアに北方領土とられて、韓国に竹島とられて、中国に尖閣狙われる。この状況で国の危機管理を描く時に「怒り」でなく、この国の統治の仕組みの詳細、意志決定プロセスを描いた。
日本固有の問題を置いといても、映画史上初めて国レベルで為政者(前記3者)の危機管理の5W1Hを描いた初めてのドラマと言える。
来たるべき巨大自然災害、アメリカの北朝鮮攻撃(トランプと安倍は握ったと思う)原発事故による放射能災害等、平和ボケ日本人が見る最高の教科書だと思う。
以下の本で本物のクリエーター哲学が見てとれる。
=一流の仕事の神髄に触れられる
高揚感を味わうにはヤシオリ作戦組曲をどうぞ
主演以外の出演者(イケメンと美女だけではない、多くの使命感のある日本人の様々な顔を有名・無名の役者達が素晴らしいアンサンブルを見せる)
取材協力
世界一の怪獣シリーズを60年以上産み育てた「東宝」が販売権を与えただけにリアルさはスターウォーズに何らひけをとらない。
東宝大怪獣シリーズ ゴジラ 2016 全長約500mm PVC製 塗装済み 完成品 フィギュア
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- メディア: おもちゃ&ホビー
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巨災対のヒロイン、市川実日子は不思議なオーラを終始発散。
映画史上初のリケジョでしかも女子官僚のダブルヒーローとなった。