ドラマシリーズ「贖罪」 黒沢清監督 小泉今日子、蒼井優、小池栄子、安藤サクラ、池脇千鶴
1月はなかなかの作品が公開されているのだが
なかなか映画館に行けない。
アマゾンビデオの無料動画を何げに見ていたら
小泉今日子主演の「贖罪」という漢字が何故か目に付き
全5話と長いけど、そんなには期待していないので1話だけ見ることにした。
説明・概要)
デビュー作「告白」文庫版が200万部を突破し、映画も大ヒットを記録した湊かなえの3作目の小説。連鎖する悲劇を5人の女性の視点で描き、人間誰もが隠し持つ毒や心の闇を描ききった作品は、またも世に衝撃を与えた。小泉が演じるのは、小学生の娘を殺された母・麻子。15年の時をまたいだ悲劇の中心で、周囲に激情をぶつけ、やがて運命に翻弄されていくひとりの女性を鮮烈に演じる。また、小学生のときに事件を目撃し、「償い」の思いを抱えたまま成長した4人を演じるのは、蒼井優、小池栄子、安藤サクラ、池脇千鶴という演技派女優たち。4人がそれぞれの心の闇に翻弄され、悲劇を引き起こすまでを、どう演じていくかが大きなみどころ。そのほかにも、豪華キャストが集結し、迫真のミステリーを彩る。作品の演出を手がけるのは、『トウキョウソナタ』(2008年) 他、数々の作品で世界的に高い評価を得ている黒沢清監督。女性たちはなぜ悲劇を連鎖させてしまうのか、「贖罪」とは何か、作品が投げかけるテーマに挑む。
第1話は蒼井優
黒沢のゆったりとした映画のリズムがここでも支配する。
会話が少ない。
説明しない。
言葉が重い。
1時間弱、先が読めないサスペンス
誰が何をしでかすか?
これは見事だ。
を身に着けた小泉の女優魂に脱帽する。
小泉の娘を殺された、美しい中年女性の狂気のオーラに
支配される蒼井優の不条理劇。
100点