批評サムライ  ~映画・ドラマ・小説・エンタメ ★斬り捨て御免!~

責任が何でも曖昧なこの国で娯楽くらいは白黒ハッキリ!大作も小品もアダルトも興業収入も関係ない。超映画批評にない「上映途中の居眠り」が特技。シネマハスラー宇多丸氏、たまむすび町山智浩氏、シネマストリップ高橋ヨシキ氏を見習って公開初日最速レビューを心掛け評価は点数制。地方在住フォトグラファーがど田舎のシネコンでネタバレあり&あらすじ&見たまま感想ブログ

「ユリノミクス」で笑いものに!小池百合子という名の野望★都知事を踏み台にして民進党をつぶし総理を目指す女と「希望の党」PR動画にぞっとする。近未来SF小説「1984」の党首とだぶるが、小池にはまって溺れていく死屍累々の人達が見える。

ここ数日、小池百合子一色でマスコミ報道が変だと思う。

「希望の党」の宣伝を一方的にさせられている。

 

例えば、結党の記者会見

平日のワイドショーの時間帯
小池の入場前に党のPR動画を流せばそこも中継せざるを得ない。

 

民放連の幹部と小池側が裏で握って(広告代理店が動いているな)いるんだろう。

 


希望の党 公式動画

 

中身のない、感情に訴える反知性に驚いた。

戦う、改革者のイメージだけ。

 

 

党首の、党首による、党首のための政党が誕生しつつある。

表舞台は小池と前原誠司で

おそらく死んだふりの小沢一郎がすべてシナリオを書いてるんだろう。

 

この選挙で、小池は都知事を辞め、衆議院議員に再びなる。

民進党は実質解党され、左の勢力の少数が残党として残る。

(社民と統一会派か合併でもするのだろう)

 

すると

与党は大きな自民と小さな公明

 大きな希望、小さな維新、小さな共産党

さらに小さな、どこにも行き場所のない民進残党

 

希望が維新と組めば、自公と互角に対抗できる。

自民内の反安部(石破や野田)を刺激して首班指名で小池と書かせると

最短で2017年10月末に歴史上初めて女性の首相が誕生する。

 

小池はそこを狙っていないはずがない。

 

しかし小池政権は長くは続くまい。

「会議は踊る」で同じ党内から、側近も、官僚も総理の資質の無さで早い時期にカオス状態となり早晩退陣する。

 

その混乱時にアメリカの北朝鮮攻撃が始まったら・・

日本にミサイルが飛来したら・・

難民が海を越えて来たら・・ 

 

国にとって国民の命にかかわる安全保障より大切な政策はないこと

消費税の使い道うんねんが争点ではないこと

 

などマスコミは十二分にわかっているのに、小池政権誕生ファーストの前に

大義がどうとか意図的にはぐらかす。

 

革命家・小池も壊し屋・小沢一郎も一代横綱だからやがて引退する。

 

残るのは、選挙もなく、責任もとらない、説明責任も果たさない
顔の見えないマスコミの集合体が一番恐ろしい。

 

税金使い放題、やりたい放題の政治家に好き勝手なリアルドラマを許すな。

日本のエンタメ界はそこにメスを当てないとダメだめでしょう。

 

ガッキーダンスもいいけど

朝ドラの昭和回帰もいいけど

すぐ目の前に大きな危機があるのにね。

 

TVでも、映画でもこのリアルドラマを超えないと

子供が喜ぶバカドラマばっかしじゃないか。

 

ポスト安部は、民主的に選ばれたひとり独裁の小池と、それを支える、隠れマスコミの全体主義、批評を忘れたエンタメ界

あー嫌だ、嫌だ。

 

PS)その後は、見事に民意が離れた。だけどマスコミは決して反省しないので、いつか別の小池が現れたら必ず神輿を担ぐ。

 

一九八四年 (ハヤカワepi文庫)

一九八四年 (ハヤカワepi文庫)

 

PS) その後、立憲民主党などが立ち上がり政界はますますカオスになっていく。 

 

金曜からまた映画・動画批評に戻ります。