大ヒット!「夫のちんぽが入らない」 こだま著
どうやら2017年、単行本では最初の大ヒットのようだ。
このタイトルだし、リアル書店では買いにくいのは想像できる。
特に地方の本屋さんとか知り合いだったら、買っただけで変なウワサが流れそうだしね。
いくつかの書評では、とても誠実に「ちんぽ」と向き合っている妻の心の叫びが詳細に書かれていると評価が高い。
男も女も、結婚したら2つ向き合う。
経済的に、精神的に、社会的に共に生きるパートナーと。
そして生殖として、快楽としてそのパートナーの性器と。
文章は読者の官能を刺激する目的ではない。
「私小説」ではない。
「私生活」いや「私性渇」ドキュメンタリーかな。
ちんぽのサイズ問題で
夫は、妻は、その欲望をどこで代償できるのか?
生殖はどうなるのか?
夫婦はいったいどこへ向かうのか?
突き詰めれば、結婚とは? 夫婦とは何か?
実に面白い。
KINDLE版