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批評サムライ  ~映画・ドラマ・小説・エンタメ ★斬り捨て御免!~

責任が何でも曖昧なこの国で娯楽くらいは白黒ハッキリ!大作も小品もアダルトも興業収入も関係ない。超映画批評にない「上映途中の居眠り」が特技。シネマハスラー・宇多丸氏やたまむすび・町山智浩氏のブログを見習って公開初日最速レビューを心掛け、評価は点数制。みうらじゅんとカンパニー松尾をリスペクトするフォトグラファーがお届けします。

小説「億男」 川村元気著

本の買い方は大きく4つあって

1、新書で買う(手元に置き時々読み返したい)

2、図書館で借りる

3、BOOKOFFで108円

4、アマゾン中古価格で買う

以前は、熱が冷めたみんなが忘れた頃にブックオフに行っていたが

最近は本当にタイトルも作者も忘れているので困る。

図書館予約は便利だ。

(春樹氏とか予約100人越えもあるが)

だいたい1年以内には読める。

最近話題の本は新書では怖くて買えない。

「キャプテンサンダーボルト」(過去参照)

のようなひどい例が多すぎる。

マスコミヨイショばっかりで中身スカスカで

作家とは呼べない人物が真似事してるような

モドキがうようよ。

 

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物語)

「お金と幸せの答えを教えてあげよう」 宝くじで3億円を当てた図書館司書の一男。 浮かれる間もなく不安に襲われた一男は「お金と幸せの答え」を求めて 大富豪となった親友・九十九のもとを15年ぶりに訪ねる。 だがその直後、九十九が失踪した。

ソクラテス、ドストエフスキー、アダム・スミス、チャップリン、福沢諭吉ジョン・ロックフェラー、ドナルド・トランプ、ビル・ゲイツ…… 数々の偉人たちの言葉をくぐり抜け、一男の30日間にわたるお金の冒険が始まる。

人間にとってお金とは何か?

「億男」になった一男にとっての幸せとは何か?

九十九が抱える秘密と「お金と幸せの答え」とは?

 

書店で見た時に「川村元気」もそんなモドキの気配がした。

しかし、本屋大賞ではないか?

15万部ではないか?

宝くじで3億当たった男の話であれば

ロト6とロト7を1年間買い続けたブログを持つ自分は

この本の読者に最適ではないか?

と・・・でもだまされたくはない。

 

アマゾン中古では半値にさえなっていない。

迷った末にヤフオクで安く買えた。

昨年末の話。

読んだがわからない。

感想が・・・ない。

 

直ぐにヤフオクで買値より高く売った。

最近て学生がほとんど利用しない大学図書館に一般登録したら

この本があった。借りなおしてもう一度じっくり読んだ。

この大きな不快感。

借金返済で家族をうしないつつある男の幸福さがし。

かつての親友に3億の現金を取られ、その仲間を尋ね

3者3様金持ちの思想を知っていく。

何か足りない。

小説ではなく記号だな。

難しい金融工学用語も哲学も横文字も出てこないが

縦軸に金回収、横軸に家族の再生を置く。

そこに異質な登場人物を絡ませて問答

世界的著名人の金言をバラまいて内省

そのスタイルが嫌いだ。

編集者とネット調べて書いた(これは想像ね)様な

薄っぺらなwikipedia物語と言えばぴったりだ。

百田直樹の様に

キャラクターは躍動しない。

村上龍の様な

リアルな社会情勢を反映しない

村上春樹の様な

斜め45度上からの一貫したきどった感もない

 

主人公がどうなってもいい。

変化があってもなくてもいい。

家族再生してもしなくてもいい。

 

物語的には動きはあるが、小説としては何もない。

作家の個性も文体も何もない。

ただ面白い小説を読みたいのに、記号を読まされる不快感。

 

作者は映画プロデューサーをしているらしい。

彼の作品「告白」「モテキ」はよかった。

こちらの才能はある人のようだ。

 

0点