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批評サムライ  ~映画・ドラマ・小説・エンタメ ★斬り捨て御免!~

責任が何でも曖昧なこの国で娯楽くらいは白黒ハッキリ!大作も小品もアダルトも興業収入も関係ない。超映画批評にない「上映途中の居眠り」が特技。シネマハスラー・宇多丸氏やたまむすび・町山智浩氏のブログを見習って公開初日最速レビューを心掛け、評価は点数制。みうらじゅんとカンパニー松尾をリスペクトするフォトグラファーがお届けします。

映画「進撃の巨人 エンド オブ ザ ワールド」(後編)

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前編の混乱・混迷・混沌の出来損ないぶりから1か月半。

期待値はいやが上にも上がり、まさか前篇を軽く凌駕する超出来損ないになっていた。

見事に期待を裏切らない。

 

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仲間が巨人になり

その巨人が巨人を倒す。

なぜ倒すのか?

さっぱりわからない。

 

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巨人を作り出したのが政府

壁をそびえさせたのも人間の思慮を奪うため

自由を奪って従順さだけの国民を作りたいが為に・・・

 

しかしその政府が描かれない。

政府の首脳陣はどこにいる?

何の為にそんなことしているのか?

さっぱりわからない。

 

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セリフで謎解きの禁じ手を使うもんだから

マーロン・ブランド級ならともかく

俳優というよりタレントたちの

小芝居に次ぐ小芝居。

 

イマジネーションは広がらず

納得も了解も出来ず

その場しのぎの「そういうものか」状態

 

もはや巨人は人を食わず、敵にあらず

政府の象徴は「壁」となって、その爆破が目的化し

爆破は成功し仲間の巨人は倒れ、見たかった海が現れる。

 

前篇で現れた大量の巨人たちはいずこへ?

政府へ打撃は与えたのか?

 

何が何だか支離滅裂にさせてやたら長いエンドロールの後に

さらにわからない謎かけがあって(パート3の前振り)

 

このオマケは本編が上出来の時に観客が許すのであって

この出来損ないでやっちゃダメでしょう。

 

セリフだけが大げさで、思想の見えない、薄っぺらい映像を

2時間かけて見せられた圧倒的な不快感。

 

マンガが薄っぺらいのかどうかは10ページも読んでいないで

何ともわからない。

が、30年映画見てきて映画ファンがソッポを向くにふさわしい

大作映画の失敗作の見本となる記念碑。

 

5点