2015年1月~4月までに見た映画寸評
1月)
・百円の恋 100点
プータロー女が自立するまでの痛快青春映画
ハリウッドバカ映画では決して味わえない
日本人にしかわからない切なさ、リリシズム。
安藤サクラの素晴らしさとしか言いようがない。
・ニンフォマニアックVol1 + Vol2 (ラース・フォントリアー) 60点
期待は高かったが、もったいぶった映像で「メランコリア」のような圧倒的な美しさがなくてシャルロッテ・ゲンズブールファンとしては実につまらなかった。
2月)
・劇場版 BiS キャノンボール2014 (カンパニー松尾) 80点
AV監督集団 VS 解散アイドル との不思議な交流を描く
前作の趣きはないが、おじさんの悲しさが随所に爆笑に変わる
素晴らしいドキュメンタリー。
松尾氏の劇場公開トークもあり頭の回転の速さと人柄の良さが
わかる。
・アメリカンスナイパー (クリント・イーストウッド)90点
80歳超えて、どんな題材でも素晴らしい。毎年映画をリリースする早撮りの名手。
ダーティーハリーのように無駄な動きがないんだろうね。
サスペンス満載で疲れた。
一部に戦争賛美とかいう人もいるが、どこを見ているのだろう?
イーストウッド恐るべし。
3月)
・数に立つライオン(三池たかし) 0点
ラストシーンのバックにさだまさし(原作)の歌が流れ、長々と歌詞が物語を語り出
す。
この2時間の映像はいったい何だったのか?観客をバカにし、映画を台無しにした
センスの無さ。
さだが数十年前に、自ら演出した映画「長江」を見た時も、これと同じ過ちをして
「この人、センスが全くない」とはっきり感じたことを思い出した。
だから三池が演出したのだろうが、またも最後にさだの歌をかぶせてしまった。
映画館で見る必要のない、感動押しつけの悪質映画。
4月)
・イミテーションゲーム 60点
イケメン俳優カンバーバッチが開発する暗号解読器開発物語と恋愛模様。
前半は面白かったが、後半30分寝てしまう。
感動はない。