批評サムライ  ~映画・ドラマ・小説・エンタメ ★斬り捨て御免!~

責任が何でも曖昧なこの国で娯楽くらいは白黒ハッキリ!大作も小品もアダルトも興業収入も関係ない。超映画批評にない「上映途中の居眠り」が特技。シネマハスラー宇多丸氏、たまむすび町山智浩氏、シネマストリップ高橋ヨシキ氏を見習って公開初日最速レビューを心掛け評価は点数制。地方在住フォトグラファーがど田舎のシネコンでネタバレあり&あらすじ&見たまま感想ブログ

第2回 批評サムライ 映画大賞2017発表

遅ればせながら謹賀新年 昨年からお付き合い頂きありがとうございます。こんな味も素っ気もないブログですが毎日、100名以上の方にご覧頂き感謝です。 年の初めにあたって恒例の批評サムライ 映画大賞を発表します。 対象) 2017年に見た映画(邦画・…

「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」シネマハスラー恒例シネマランキング2017ベスト10+ワースト作品

年末恒例、リスペクトする宇多丸氏のベスト10を聞くたびにもう1年が終わったと感じますね。 今回は私が見た作品と比較すると見逃した作品ばかりで3本しかかぶってません。 公開時の映画館体験とDVD観賞や動画配信は微妙に感動の質が違うので・・・し…

映画「全員死刑」監督小林勇貴 間宮祥太朗、毎熊克哉 傑作「冷たい熱帯魚」の暴力支配の深淵さ表現には及ばないが、大牟田一家4人殺害事件をモチーフにするもどこにもいるDQNの粗暴さを描く。地方都市の裏側のインサートカットがセンスの良さと、清水葉月・護あさなの粗暴さに惹かれるエロチシズムがスパークする。

近年、暴力団抗争と強盗多発地域、.の住人として、2004年に発生した大牟田の暴力団幹部を長とする妻、息子2人(元力士)の殺人一家事件は、近年の修羅の国の誕生を祝うファンファーレ的インパクトで県民に衝撃を与えた。 県民としては忘れたいんだけど、何…

全裸ヌード写真集「56」石田えりが57歳で奇跡のハダカ。先行画像・写真特集!おばあちゃんのヘア自撮りブーム必至か?インスタ映えに熟女画像が増える予感が。

11月で57歳になった女優・石田えり デビュー作をリアルタイムで試写会で見たのでつきあいは約40年。 作品が病気で死んでいく役なのでヌードもなく10代思春期のめんどくさい感じもなくただただ幸薄い美少女役では数年後のビキニ写真を見た時は鼻血が…

映画「探偵はBARにいる3」小ネタを繋いで、地方都市PR目的のテレビドラマ以下の歴史的出来損ない。今年最悪の日本映画で北川景子がかわいそう、前田敦子のバイプレイヤーとしての存在感は本物だ。

この一週間は、どこの局でも大泉洋がゲストで、新作映画の番宣をしまくった。 彼のトーク力は俳優では突出しているが、私は撮影裏話を話すスタッフ、キャストを信頼できないし嫌いだ。秘話などバックステージは作品の出来とは全く関係ないし聞きたくない。言…

悪女女優「菜々緒」の素晴らしさがジワジワくる。情熱大陸のビキニ水着画像の美しさ!和洋折衷顔+圧倒的スタイル+頭の回転の速さ=21世紀の岸恵子だ。インスタマネは無駄と思うが・・

自宅で仕事してるとたまにテレビをつける。 TBS系「情熱大陸」で菜々緒特集。 ひとり旅と言う名の番組タイアップツアーで見事なビキニラインを披露してくれた。 NHKでの着物姿が素晴らしい。 主役をいつも喰う名悪役の地位を確実にした感がある。 長い…

読書芸人紹介の全32冊一覧「アメトーーク(2017年11月16日)」(東野幸治、ピース又吉、オアシズ・光浦、メイプル超合金・カズレーザー)今回オードリー・若林がいないが遂に紀行作家になっていた。

今回紹介の32冊の内、私が読んだのは「罪の声」塩田武士、「走れメロス」太宰治(おそらく中学時代)のわずか2冊。 皆さん忙しい人気者なのに凄いな。感性の鋭さが芸風に見て取れます。 年末年始の参考か、親しい人へクリスマスのプレゼントにどうぞ。 今…

映画「シン・ゴジラ」(地上波初放送)来たるべき大震災、米軍の北朝鮮攻撃、原発事故等の「総理、ご決断を!総理撃ちますか?」と大杉漣になって平和ボケ(=考えない)を問う総理シュミレーションドラマ(全キャスト出演者・取材協力一覧)巨災対ヒロイン=尾頭ヒロミ役市川実日子とヤシオリ作戦で萌えるだろうがまずは君が落ち着け!

映画館で3回、DVDで10回以上(細かい確認含めて)鑑賞した。 初IMAXでの感想 怪獣出現で為政者の誰が、どう動くのか? アメリカはどうする? 在日米軍は? 国連は? 自衛隊は治安出動? 災害出動? 官僚組織、政治家、軍人=自衛隊員の3つどもえ…

映画「IT/イット それが見えたら終わり」恐怖皇帝スティーブン・キング原作 殺人ピエロ「ジョン・ゲイシー」を描かずに「悪魔」にすり替えて失笑しか起きない出来損ない。ソフィア・リリスだけが救いの情けないホラー。

「文化の日」にホラー映画だ。 3連休の初日のせいか、九州のどいなかシネコンでは同じようなことを考える人だろう20時の最終回はほぼ満員。大人ばっかし。 最近の傾向で「満員の時に見る映画はロクなものはない」と勝手に格言作っているがどうだろう? 出…

映画「彼女がその名を知らない鳥たち」原作:沼田まほかる 白石和彌監督 阿部サダヲ 伏線回収の見事さよりも蒼井優のヌードに日本女性の美しさを再確認した。松坂桃李のすけこまし演技は秀逸。

先週から、「ブレードランナー」「ゲットアウト」と洋画ラッシュなので、映画の日は邦画が見たくなって、いつもの館のいつもの場所、平日最終回で、事前情報のないものにした。 昨年のベスト10「オーバーフェンス」にも主演した蒼井優 テレビ出演はよく知…

映画「ゲットアウト」ジョーダン・ピール監督 アリソン・ウィリアムズ 南部アメリカの白人社会の黒人への扱いを不思議なテイストのモダンホラーに仕上げた快作。

たまにムビチケをタダで頂く。 「ゲットアウト」は事前情報がない。白人VS黒人のポスターくらい。 どうやらホラーの様だが大量の血が苦手で気分が悪くなるのでそうならなければいいのだが・・・ 今回は九州の玄関口・博多駅中にある月曜18時スタート ゴ…

映画「ブレードランナー2049」公開初日最速レビュー 35年待ってドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が全く違うベクトルで途方に暮れる。レプリカントの哀しみが脇に置かれ、映像美の押しつけが鼻につく。

遂に待ちに待った映画が公開された。 70年代を少年期で過ごした私とSFとの出会いは何と言っても書店で見かけた生頼範義(おおらい のりよし)の文庫本の表紙イラストだ。未来がリアルで哲学的で時間軸が見えて強い生命力を感じる。 未来が手の平の上にあ…

映画「アトミック・ブロンド」公開初日最速レビュー 素手で戦う女世界一のシャーリーズ・セロン主演。眠い前半の後、見事に男を痛い目にあわせる痛快さはあるものの・・・米倉涼子が見たくなった。

日本で戦う女と言えば、失敗しない大門未知子=米倉涼子だが、世界の映画界ではシャーリーズ・セロンと決まった感がある。 (共に1975年8月生まれの42歳でこの体の美しさはさすがです) 何せ、2年前「マッドマックス 怒りのデスロード」でクールビュ…

映画「アウトレイジ 最終章」北野武はバカヤロー、コノヤローの言葉コメディから、暴力団抗争の形を借りてマウンティングしないと生きられない男たちの鎮魂歌にして見せた天才にあ然とする。俳優陣の鬼気迫る演技は一発撮りの賜物か?同時代に生きる幸せを噛みしめろ。

待ったかいがあった。 北野武の映画表現の進化がとまらない。 素晴らしい映画芸術を堪能できた。 北野の最高傑作で間違いない。 この秋、日本映画を支える3Kの新作が揃った。 是枝「三度目の殺人」、黒沢「散歩する侵略者」 そして真打「アウトレイジ 最終…

石田えり(56歳)が豪華ヘアヌード写真集「56」遂に発売。週刊現代、FRaU/フラウで袋とじ先行グラビア画像!撮影ピーター・リンドバーグ ライザップ美熟女は何を表現するか?amazon予約が殺到!NHKニュースウォッチ9動画

2017年12月16日発売 おそらくノーメークの50代後半女性のふくよかさ、無邪気さが見えた。 剛毛ヘアー、荒い肌感、ふてぶてしいポージング それを美しいと見るかどうかは感性しだい。 独特の写真集構成も面白い。 10代、20代の子供アイドルの対…

映画「ハイドリヒを撃て「ナチの野獣」暗殺作戦」キリアン・マーフィ、ジェイミー・ドーナン 暗殺映画は面白くないはずがないのだが・・・脚本が弱いとこうなる見本。

東京に住んでた頃は名画座が沢山あって、見忘れてもまた違うところですぐに見れた。 九州ではなかなかそうはいかない。 まず、インディーズ系の専門名画座が町に一つしかない。大手シネコンではまず流通しない。(東宝系はそうでもないようだ) 残念がってい…

「ユリノミクス」で笑いものに!小池百合子という名の野望★都知事を踏み台にして民進党をつぶし総理を目指す女と「希望の党」PR動画にぞっとする。近未来SF小説「1984」の党首とだぶるが、小池にはまって溺れていく死屍累々の人達が見える。

ここ数日、小池百合子一色でマスコミ報道が変だと思う。 「希望の党」の宣伝を一方的にさせられている。 例えば、結党の記者会見 平日のワイドショーの時間帯小池の入場前に党のPR動画を流せばそこも中継せざるを得ない。 民放連の幹部と小池側が裏で握っ…

ショート映画にドラマを学ぶ!「銀座ダイヤモンドシライシCM」(行定勲監督 大西礼芳、鮎川桃果)この輝きと生きていく幻想女とマリッジリングを買ってしまう男は多いな。

この秋、見たい映画が続いているのはいいことだけど 映画館に行く=仕事をしない 「世界の映像作家から仕事のヒントをもらってる」 などと写真学科の学生みたいに誤魔化していたが、権利収入のないフリーランスは基本、時給でなんぼ。 尻に火が付いてきたの…

映画「三度目の殺人」是枝裕和監督 福山雅治、役所広司、広瀬すず 誰が犯人か?よりも随所に張り巡らされたミスリード、記号、メタファー探しを楽しむ。

今月は見たい作品が多くて、3K(黒沢、是枝、北野)の2本目 ミステリーは、とりわけ法廷物は少ない観客と見るべきだ。 九州のど田舎シネコン、平日の21時、私を含め5人 最高のコンディションで是枝映画と向きあう。 あらすじ) 重盛は勝利にこだわる弁…

映画「散歩する侵略者」(監督:黒沢清 長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己)日常ホラーの帝王がSFでも半径50mの静かな侵略を成功させる。この不穏な空気を感じられる人は幸せだ。

「エイリアンコバなんとか」の出来の悪さが我慢出来ず 江戸のカタキは長崎で討つので、珍しく1日2本目となった。 いつものど田舎シネコンの、いつもの最上段右側辺りで 少ない観客と一緒に黒沢清の新作を見る幸せを どう表現したらわかってもらえるかな。 …

映画「エイリアン コヴェナント/コベナント」4DX2D 公開初日最速レビュー(リドリー・スコット監督、キャサリン・ウォーターストン・マイケル・ファスベンダー)無残な「プロメテウス」(2012)の失敗を超えれたか?ネタバレ有り

腐ってもリドリー・スコット 世界的人気ヒットシリーズの6作目の日本公開初日 これは仕事をサボっても見に行く価値がある。 野際陽子のシガーニーウィーバー吹き替えの緊張感が好きだったな。 www.youtube.com 3連休前の金曜日、午後0時スタートは1割入…

映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」試写会レヴュー(監督:廣木隆一 山田涼介、門脇麦)”東野圭吾史上、最も泣ける小説”が、こうも無残な出来損ないになるのか?

東野圭吾史上、最も泣ける小説とかいうキャッチコピーだが、直木賞獲った「容疑者Xの献身」しか読んでいない。 ちなみに小説にかかわらず本読んで泣いたことが一切ない。 ガリレオシリーズがドラマでは好きなので応募していたら試写会ハガキが届いた。 平日…

映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」監督ヨン・サンホ パンデミックゾンビ+韓国新幹線KTX=コリアン・ポセイドンアドベンチャーになれずに残念。

すっかり秋の気配の北部九州。いつものど田舎シネコンに向かうと金曜の夜なのにほとんど人がいない。明日9日から話題作(三度目の殺人、散歩する侵略者、ダンケルク等)が一挙公開なので少ないのか・・・ 上映中では見たい映画はこれしかなかった。 大スク…

映画「エル/ELLE」監督:ポール・バーホーベン 大女優イザベル・ユペールの快演を堪能する、うつの時代の、異常な寛容と快楽主義の不協和音が快感に変わる様を味わえる変態ドラマ

ハリウッド映画ばかりだと、一か八かで失敗作(マミーだの、ワンダー何とかだの)に当たる可能性が最近高い。 そんな中、ヨーロッパ映画で、「ピアニスト」のイザベル・ユペールだし、現代劇だし秋が始まる9月1日の映画の日にはぴったりだ。 もともとポー…

1年で一番自殺の多い9月1日問題。9月は「時任三郎」になろう。山田太一脚本の傑作ドラマ「ふぞろいの林檎たち」が今こそ輝く。”死ぬ気ならば、学校から、家族から、地域から逃げろ”と言いたい。【いじめ自殺防止のための共同宣言】

今月、ドラマ史上最も尊敬し、作品を見てきた脚本家・山田太一氏が病気療養中の記事が出た。”『男たちの旅路』『岸辺のアルバム』『ふぞろいの林檎たち』──テレビ史に残る多くの名作ドラマを生み出してきた脚本家・山田太一氏。久しく新作が発表されていない…

映画「ワンダーウーマン」公開初日レビュー (パティ・ジェンキンス監督、ガル・ガドット)DCコミック実写映画の典型で、女性戦士へ共感が出来ない、アクション偏重の残念作。

なんか最近のシネコンはハリウッドの漫画実写化のオンパレードで くも男、スーパー男、こうもり男 緑っぽい変身する男、機械のスーツを着たり・・・ 全くその手の嗜好がないので何がなんだかさっぱりわからない。 映画が楽しければいいのだが どの映画も頭の…

傑作映画シリーズ100本|No 003 「エクソシスト」ウィリアム・フリードキン監督 リンダ・ブレアー、マックス・フォン・シドー、エレン・バースティン 音楽:マイクオールドフィールド 44年前の体験は余りに強烈でいつ見てもその完成度に驚くばかり!

日本公開は1973年7月13日 もちろんインターネットはなく、映画の情報は専門誌の「キネマ旬報」「ロードショー」「スクリーン」などで、映画評論家が先に見てきた感想をメディア経由で知るしかない。 中学生ともなれば、友達と映画館行くのが大人への…

映画「彼女の人生は間違いじゃない」R15(瀧内公美、光石研、高良健吾、柄本時生、篠原篤、蓮佛美沙子 監督:廣木隆一)今こそこういう日本映画が本当に必要なんだと思う。

ふと今日は映画の日だと気が付き、名画座を調べると九州では本日公開の不思議なタイトルの映画が丁度いい時間で始まる。 しかし、気に食わない。 彼女の人生は間違いじゃない・・・主語+動詞+目的語 先入観を一切抱かせるな! 言いたいことは映画本編で言…

公開初日最速レビュー!映画「ザ・マミー 呪われた砂漠の王女」(トム・クルーズ、アナベル・ウォーリス、ソフィア・ブテラ)ド田舎シネコンをほぼ満席にするも、B級にさえなれない限りなく意味の無い大失敗作。

九州は暑い。こういう日はアクションに限る。評価できない作品があるものの、そこはトム・クルーズ印 毎年、出演作が途切れない人気はスターの所以。 この寂れたシネコンではシニア層も多くほぼ満席。 名前のせいか、CM量かは知らないが流石! 飛行機は墜ち…

映画「ライフ」のB級SFの快作!レベッカ・ファーガソン、ジェイク・ギレンホール、真田広之 監督:ダニエル・エスピノーサ リドリー・スコットの名作「エイリアン」スピンオフと思いきや、飛行士の使命感と人間性に焦点をあてた大ドンデン返しがお見事。

真夏日が続く暑い夜はホラーに限る。いつものど田舎シネコンに向かうと、夏休み前の3連休の初日 おそらくジブリ出身監督のアニメ目当てであろう チビッ子とファミリーでごった返す中一人ホラースクリーンに向かう快感。 あらすじ) 火星探査機を回収する任…